2009.06.27 SAT
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■広報レポート <持ち味>

 その瞬間、ベンチが驚嘆の声で包まれました。糸井選手の右翼席に突き刺さる2ランでリードを3点に広げた興奮が冷めやらぬ4回。続く二岡選手が真ん中のストレートをこれまた右翼席へ運び、2回の先制右翼線二塁打と合わせて2打点の活躍を見せました。ベンチに戻ると森本選手と稲田選手にはさまれ何故か羽交い絞めに。その横で稲葉選手が「引っ張ってライトスタンドに持っていったよ」と二岡選手特有のスイング軌道に改めて感心していました。

 キャンプからふくらはぎの張りを抱えてきましたが、交流戦終盤には「もう守備につける状態」と梨田監督も見ていました。チーム事情によりDHでの出場が続き、スタメンは14日のドラゴンズ戦以来13日ぶり。バットを握りトレーナー室や選手サロンにやってきては真剣な表情でフォームチェックを繰り返し、打席に立つイメージを描き集中を高める。ジャイアンツ時代にほとんど経験のなかったDHでの試合の臨み方にようやく慣れてきた感が見受けられます。

 開幕直前、メディアジャックと称して主力選手が北海道内すべての放送局に出演した時のことです。二岡選手が選んだのは派手目な紫のラガーシャツでした。「番組をちょっとでも明るく出来ればと思って」というのがその理由。粋な心遣いができる人柄だからこそすっかり打ち解け、最近は逆に後輩からいじられる場面も増えてきました。交流戦では出場機会が限られていましたが、リーグ戦再開後は独特の右方向へ伸びる二岡選手らしさがチームを幾度も救ってくれるはずです。

■八木投手 <6回、打者21、球数85、安打3(本塁打2)、三振4、四死球1、失点3、自責点3>

「味方がいい感じで点を取り、リズムに乗っていかなければいけないところで流れを止めてしまうような投球をしてしまい、申し訳ないです。ただホームランを除けば低目やインコースを突く投球が出来ましたし、満足はしていませんがまずまず自分のピッチングができたと思います。」

■梨田語録

「もう少し点をとらにゃいかんのだけどな~向こうは4安打で4得点?しかも全部ホームランでしょ?八木はこの球場でこの相手に良く投げた。(味方が追加点をあげた後に)すぐ点を取られたのは余計だったけどね。今日はいい守りもあったけど、バントの失敗もあったし、その辺に気をつけてやっていかないとね。勝ったからいいじゃだめ。(打順を少し変えたけれども)どの打者がどの打順に入ってもしっかり自分に出来ることをやって、周りの打者を生かしてくれているね。二岡もDHでいい働きをしてくれました。」

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