2009.06.30 TUE
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
1
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
1
1
0
0
0
X
R
H
1
3
3
9

■広報レポート <初勝利>

初勝利のヒーローインタビュー
吉井コーチに抱きつく糸数選手

 6試合、0勝3敗、防御率6.08。昨日までの糸数選手の成績でした。6月2日には負け投手になりましたが9回を完投。ローテーションの一員として期待されましたが、その後も3度の先発で結果を出せず本人も「ラストチャンスのつもり」で臨んだ試合でした。「鶴岡さんからもまっすぐで一軍にあがってきたんだから自信を持って行け」と前回よりもまっすぐを有効に使った試合運びで6回を2安打1失点の好投を見せてマウンドを降りました。

 7回のマウンドを任された林選手はいつになく気合の入った登板で、アウトを取るたびにガッツポーズを繰り返します。「糸数を勝たしてあげたかったので気合入っていました」と1イニングを無失点に。先制打を放ったスレッジ選手も、勝ち越し打を放った田中賢選手も「糸数を勝たせてあげたい」とチーム一丸となって糸数選手を盛り立てました。それまでは緊張した面持ちでベンチから声を上げていた糸数選手ですが、9回に守護神武田久選手がマウンドに上がるとほっとしたのかようやく笑みがこぼれます。最後のライトフライを稲葉選手がしっかり掴んで初勝利が決まると、ベンチでチームメイト全員とがっちり握手を交わしました。試合後にその9回の心境を聞かれると「坪井さんから笑いすぎやろと怒られました」と笑顔で話してくれました。

 実は糸数選手、3週間前に祖母を亡くしていました。交流戦終了後には急遽沖縄へ帰り遺影に手を合わせ、ウイニングボールを見せに来ると約束していたそうです。「小さいときから本当によくしてくれた祖母だったので、(天国から試合を見ていたであろう祖母に)初勝利の報告が出来て本当に良かったです」と笑顔の奥に悲しみが見え隠れしていたような気がします。

■糸数投手 <6回、打者20、球数63、安打2(本塁打1)、三振3、四死球1 失点1、自責点1>

ファンとタッチする糸数選手

「点を取ってもらうとポワっとして集中を欠いてしまうので『緊張しろ、緊張しろ』と言い聞かせて投げました。山崎さんのホームランはストライクを簡単に取りにいってしまったので、その後は1球1球大事に投げられたと思います。」

■梨田語録

初勝利の糸数選手を迎える

「糸数は札幌ドームの応援を後押しに、初勝利を飾れて本当によかったですね。ストレートに力があって左打者を抑えられたのが大きかった。今後へ期待できるピッチングをしてくれて新たなスタートを切ってくれた感じです。」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート