2009.07.02 THU
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■広報レポート <きっかけ>

客席にボールを投げ込む小谷野選手

 4月は飛ぶ鳥を落とす勢いで安打を重ねていた小谷野選手ですが、5月中旬を過ぎると徐々に打撃は降下線をたどり、打率も3割を切っていました。しかし、疲れが溜まっているであろう体に鞭を打って早出特打で汗を流してきた努力が実り、小谷野選手のバットがファイターズに勝利をもたらしました。

 8回に2点を取られ、逆転された直後でした。きっかけとなったのは先頭打者田中賢選手の四球。送りバントをはさみ、連続四死球で満塁とすると、相手投手のワイルドピッチで同点に。さらにもう一つの四球で再び満塁とすると、7番小谷野選手の放った打球が走者一掃の二塁打となり試合を決めました。長いトンネルの終わりが見えたのかベースの上でガッツポーズを見せ、大きな笑顔がこぼれました。打撃不振の中でもこれまで何度もファインプレーでチームを支えてきた小谷野選手。今日も4回に同点打になったかもしれないボールをダイビングキャッチ。守備でもこのチームに必要な選手として成長しました。

 実は小谷野選手、数週間前に打撃復調のきっかけになればと髪を黒く染めなおし、髭を落としました。残念ながらその効果は見られませんでしたが、バットは振り続けました。「野球をやっているときが一番楽しいから、つらくはない」とは言ったものの、最近は肩を落として球場を後にすることもありました。試合後「このヒットがきっかけになってくれればいいですね。辛抱強く指導してくれた監督、コーチたちに感謝します」と話し、大きな笑顔で帰路に着きました。開幕3連戦の借りを返す3連勝でファイターズは首位の座をがっちりとキープ。明後日からはラベンダー色のユニフォームを身に着け、函館でホークスとの首位攻防2連戦です。

■ダルビッシュ投手 <7回、打者31、球数113、安打9、三振7、四死球2、失点1、自責点1>

3回のピンチを凌ぐダルビッシュ選手

「調子が良くない時こそ踏ん張らないといけないと思い、走者が出ても粘り強くいこうと思いました。同点まではいいと言い聞かせて投げたことが結果的によかったと思います。」

■梨田語録

メンバー票を交換する両監督

「点を取られた裏に逆転する展開で、実に効率がいいというか、8回は1安打で4点ですものね。小谷野は決勝打はもちろん守りでも非常にチームを締めてくれました。函館では状態のいいホークスと初めて当たりますが、全てを出しきって戦ってきたいと思います。」

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