試合情報

　接戦に決着をつけたのは2番に入った小谷野選手のバットでした。7回1死三塁でマリーンズ伊藤選手から右前タイムリー。「乙女の祭典」2日目から始まったKONKATSUシートで28組のカップルが成立したと聞き「うらやましいけど、出会いに携わることができてよかった」と笑みを満面にたたえて粋なコメントを口にしました。

　バックネット裏、記者席の後ろに設置されたKONKATSUシートの存在は選手たちも気になっていたようです。ある独身選手は2860人の応募があり、2日間で600人が参加すると聞き「僕も、ぜひ･･･」と冗談を飛ばしたほど。シートノック前のアップでは野手陣みんなでシートの位置を指差し確認するとともに、いい試合をお見せできれば'愛のキューピット役'になれると思ったことでしょう。

　昨今の婚活ブームに敏感なようで、札幌ドーム南ゲート前の七夕飾りには選手の短冊に「結婚」の願掛けもちらほらありますので、ぜひ球場でご確認ください。自分達の婚活はともかく追いつ追われつの展開を制して、野球観戦の楽しさを伝えられたのではないでしょうか。5連敗を喫して心配されたファイターズですが、乙女の祭典の盛り上がりで以前の活力がみなぎってきました。

「今日の登板も前回と一緒で、いいリズムで投球できず、四球で走者を出した後の本塁打で4点も取られてしまいました。しかも打線が逆転してくれたあとに点を取られて試合の流れを悪くしてしまいチームに迷惑をかけてしまいました。」

「（里崎には）いやな一発をもらったね。四球二つの後にホームランという負け試合のパターンだったけど、いい守備もあったし、タイムリーも出たし、（そんな中で）連勝できたってのは良かったね。守り勝った所はありますね。八木はまっすぐの切れもあまりよくなかったし、ヒットは打たれないけど、状態はあまり良くなかったので、5回で見切りをつけました。」