2009.07.12 SUN
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■広報レポート <極上のシナリオ>

お立ち台でインタビューに答える二岡・金子誠選手
サヨナラを決めグラウンドで飛び上がる二岡選手

 9回に3点差を追いつかれ、ドロー目前の12回裏2死二、三塁。大歓声を背に代打で起用された二岡選手が期待通りサヨナラの一打を右中間へ運びました。マウンドでもみくちゃになり、ヘルメットから滴り落ちる汗が光るまま札幌ドーム初のお立ち台に向かい「引き分けで終わるのと勝つのとでは全然違いますから」と照れくさそうな笑みを浮かべました。

 10日のマリーンズ戦は初めてスタメンショートで出場も3打数無安打。「あの日は守ることで必死でしたんで・・・」。この日は最後まで出番をじりじりと待つ展開になりましたが、集中を研ぎ澄まし2ストライク後の外角スライダーに体勢を崩しながら得意の右方向への打球で4時間59分の激闘に終止符を打ったのです。

 ルーキー大野選手の満塁本塁打や金子誠選手の2アーチを含む5安打の活躍はもちろん、初めて救援に失敗した武田久選手も救ってくれる一撃といえるでしょう。実は試合前、「きょうもファンの女性がやるんですか?」と球団関係者に尋ね、乙女の祭典でヒーローインタビューを乙女が務めることを確認していた二岡選手。前日の小谷野選手と糸井選手がスタンドのファンへ「アイシテルヨ!」と絶叫したことが強烈に頭に残っていた様子。事前にそんなやり取りがあったことに何か巡り合わせを感じざるを得ない一方、決めるべき場面では決めに行くプロらしさを垣間見た一打でした。

■スウィーニー投手 <5回、打者24、球数100、安打6、三振1、四死球4、失点3、自責点3>

「体調も調子も悪くなく、まっすぐの切れもあったと思うのですが、4回だけは突然リズムを崩してしまい、テンポも悪く連打を許してしまいました。野手方々がグローブでもバットでも援護してくれたのは感謝します。まあまあの投球しか出来ていないのに自分でも疲れています。長いイニング続けて自分の投球ができるように調子を上げて行きたいと思います。」

■梨田語録

「クローザーが3点差を同点にされて、延長12回まで行って勝ててよかったというのが本音ですね。チームのためにもいい勝利でした。3点取られたけど、久は当然抑えの切り札。チームからの信頼度もまったく変わりません。二岡のサヨナラヒットもファンの声援が後押ししてくれたんじゃないですかね。」

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