2009.07.15 WED
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■広報レポート <負けられない理由>

 130球目のボールがキャッチャーのミットに納まるどダルビッシュ選手はマウンド上でガッツポーズ。4安打1失点の見事な完投勝利でリーグトップタイの11勝目を挙げました。今季のダルビッシュ選手は数字にも表れているとおりエースの名に恥じない投球をしてきましたが、ここ2回の登板では勝ち星から遠ざかっていました。勝ってあたり前とも思えるエースだけに、最後に勝利を挙げたのがずいぶん昔のことのように感じていました。

 「いつもどおりのピッチングを心がけた」と試合後いつもどおりの冷静な口調で話してくれましたが、心の中ではいつも以上に気合が入っていました。オールスター前には中5日でも6日でもあと2回しか登板できないということもありましたが、自ら志願して中6日での登板。しかし彼にはそれ以上に負けられない理由がありました。ヒーローインタビューの最後にファンに向けて「二人目の子供が出来ました」と報告。「家族のためにも今日は完投したかった」と力強く語ったダルビッシュ選手の前にホークス打線は完敗。ファイターズ打線も15安打9得点でしっかりと援護しました。ちなみにダルビッシュ選手は記者から二人目は男の子が良いか、女の子がいいかと聞かれ、「一人目が男の子だったから。。。でもどちらでもうれしいです」と答えた時に普段のクールな表情とは違ったとても素敵な笑顔を見せていました。

 ダルビッシュ選手はこれで2007年のシーズンから対ホークス戦8連勝。ヤフードームではなんと7連勝。この先首位争いをするに当たり、これ以上頼りになる投手はほかに見当たりません。首位攻防戦は明日も続きます。函館で2連敗した借りを返すべく今日の試合で掴んだ流れが明日の試合にも影響してくるでしょう。

■ダルビッシュ投手 <9回、打者32、球数130、安打4(本塁打1)、三振9、四死球1、失点1、自責点1>

「ホームランが余計でしたけど、インコースもうまく攻められて力で押すピッチングが出来たんじゃないかなと思います。間延びしたら交代しようかとも言われたのですが、今日はどうしても完投したかったので、良かったとおもいます。」

■梨田語録

「大きな1勝。ダルビッシュの投球は素晴らしかったね。先取点を取ったのが大きかったし、点のとり方もよかった。ダル先発のときの1点は、重みが違うからね。中6日ということもあってダルビッシュは完投しにいったが、それも予測できたからこそ昨日も思い切ってブルペンを稼動させることが出来た。8回に一度本人の状態を確認しにいったが、最後まで投げきることを希望したのでいかせた。ダルが2人目の子供を授かった?やっぱり彼に似て恰好いいんだろうな(笑)」

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