2009.07.21 TUE
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■広報レポート <努力で掴んだ幸運>

フィールドシートのファンとタッチするスレッジ選手
お立ち台で笑顔のスレッジ選手

 7月頭には今季初の5連敗を喫し首位の座を明け渡してしまったファイターズですが、多田野選手のあわやノーヒットの好投を機にいやな流れを吹き飛ばしそれ以降は6勝1敗で首位を奪回。この好調の原因を作ってくれた多田野選手が中10日で先発し7回3失点と好投しましたが、7回の裏同点の均衡を破ってくれたのはいまいち好調の波に乗り切れていないスレッジ選手でした。

 無死1,2塁で迎えた打席でしたが、あっという間に2-0と追い込まれてしまいます。しかし3球目外角いっぱいのボールにバランスを崩されながらもバットを出すとそれが幸運にも三塁線を抜ける2点適時二塁打になりました。その後も2点を追加したファイターズは磐石の中継ぎ陣がしっかり終盤を抑えて7-3で快勝、オールスター前首位での折り返しを確定しました。

 「この2週間ぐらい苦しい思いをしてるけど自分に出来るのはバットを振り続けることだけ。過ぎたことは忘れて前を向いていたからこそあそこにボールが飛んでくれたのかもね」と冷静に振りかえってくれました。打率は2割5分にも届いていませんが、高い出塁率と長打率を誇っており相手チームからもかなり警戒されています。「今年は打てるまっすぐを見ることはほとんどない。だからまっすぐ以外のボールをしっかり捉えられるようにしないとね」と昨年以上に日本野球への適応を迫られています。メジャーリーグでレギュラーとしてプレーしたこともあるスレッジ選手。彼の復調がファイターズ打線をさらに強固なものにしてくれるでしょう。

■多田野投手 <7回、打者28、球数119、安打5(本塁打1)、四死球2、三振10、失点3、自責点3>

先発した多田野選手

「前回から登板間隔が開きましたが、ブルペンでしっかり調整して調子を維持して臨むことができました。キャッチャーがしっかり止めてくれるのでしっかり腕を振ってフォークを投げることができたと思います。本音を言えば勝ってリリーフ陣に渡したかったのですが、(7回の)先頭打者に四球を与えてしまったのはまだまだ甘いですね。」

■梨田語録

2点タイムリーを放ったスレッジ選手を迎える梨田監督.

「前回ノーヒットノーランをやりかけて同じカードということで相当プレッシャーがあったんじゃないかな。その中しっかりゲームを作ってくれたのは評価できると思います。打つ方も走塁でミスはあったけれどそれをカバーして効率よく点が取れました。勝てば力が沸いてきます。首位ターン?必ずどこかで(好不調の)波が来ますから、今から気にしていてはね。」

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