2009.07.22 WED
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
0
0
0
0
0
1
0
0
0
0
1
0
0
1
X
R
H
1
2
2
7

■広報レポート <大人になった?>

 ベンチにいた監督、コーチ、選手全員が「えー!」と大声を上げました。8回1点差リードの場面に鶴岡選手が1号ソロホームランを左中間スタンドに叩き込みました。Fダルビッシュ、M成瀬、両選手による投手戦が続く中、貴重な追加点となりました。実際にダルビッシュ選手は9回にソロホームランを許し1点差に詰め寄られましたが、後続を落ち着いて打ち取り2-1で勝利。前半戦を首位の座で折り返しました。

 ヒーローインタビューで「大人になったと思います」とダルビッシュ選手の成長を鶴岡選手が表現しました。当の本人も「無駄なところで力勝負に行かなくなった」と反論はしませんでした。シーズン序盤のインタビューでも「マウンドの上で以前より冷静でいられる」と自身の進化を感じ取っているようです。今日の試合中にもベンチ裏の広報部屋を訪れテレビで試合を見ていると、「なんかマウンドがしっくり来ないな~。ヤフードームはすごい投げやすいのにな~」と普通に裏方さんに話しかけるのを見て、まだ登板を続けている投手とは思えない冷静さに驚きました。この平常心での登板が今年のダルビッシュ選手の活躍を支えているのを垣間見た気がしました。一方鶴岡選手は5回の先制点も自らの適時打で迎え入れ、これで昨年からM成瀬選手から10打数6安打2HR。「たまたまです」と謙虚に話してくれましたが、今日はそのたまたまがチームに勝利をもたらしました。

 この試合スレッジ選手がセーフティーバントを試みる場面を見せ、鶴岡選手も「そういうところがこのチームのいい所」と話していました。梨田監督も前半戦を首位で折り返した要因を問われると「4番打者がバントをしたり、走者を進めるバッティングをしたり、毎日違う選手がヒーローだったり。チームプレーがしっかり出来ているのが大きいかな」と自らが指揮を取るチームが一つになって機能しているのを感じています。後半戦も「いつでも全力、最後まであきらめない」ファイターズらしい野球を続ければおのずと結果は付いてくることでしょう。

■ダルビッシュ投手 <9回、打者33、球数118、安打2(本塁打1)、四死球4、三振6、失点1、自責点1>

ホームラン性の当たりに、大きく声をあげるダルビッシュ選手

「オールスター前最後の試合だったので、しっかり勝っておきたいと思っていました。まっすぐが良かったし、変化球でもストライクが取れたと思います。ノーヒットノーランは意識していなかったですね。いつかは打たれるだろうと思っていました。いい流れでチームが来ているので、(後半戦も)全員野球で勝って行きたいと思います。」

■梨田語録

完投のダルビッシュ選手に労いの言葉をかける梨田監督

「稲葉、金子誠など、みんなですごく良いプレーをしてくれました。ツル(鶴岡選手)が言ったようにダル(ダルビッシュ選手)も大人になった落ち着いたピッチングでしたね。初回に四球があったけど、誰でも最初のイニングは簡単に投げられるものではないからね。ツルもいい所でいい仕事をしてくれた。成瀬もテンポ良くいい投球をしてたから簡単に点を取れないなとは思っていたけどね。ダルが素晴らしい投球をしてたから、プレッシャーはかかってたと思うよ。前半戦を首位で終えたけど、後半戦も一戦一戦全力で戦うだけです。」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート