2009.08.11 TUE
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■広報レポート <信じあって>

 敵失でつかんだラストチャンスを一気にものにしました。3-3の12回1死二塁。田中賢選手のライトへ放った鋭い当たりが4時間4分の激闘に決着をつけたのです。一、二塁間でもみくちゃになるナイン。「みんなの諦めない気持ちが形になった」。背番号3はグラウンド上に腹ばいになって手荒い祝福を一身に浴びました。

 守護神・武田久選手が9回に逆転2ランを被弾。その裏の攻撃も2死無走者と追い詰められましたが、土壇場で小谷野選手がライトへ同点ソロを放ち窮地を救いました。勝利投手の権利が消えた八木選手が逆転された後もベンチに残り、声を出していたことも今のチームを象徴する一コマだったと言えるでしょう。

 10回2死満塁の場面で空振り三振に倒れた二岡選手は、11回2死一、二塁の守備で三塁線の打球をダイビングキャッチ。記録は敵失となった12回の一塁線を破る打球を放った佐藤選手といい、途中出場からでもチームのため身を粉にして役割を果たす意識があふれています。「みんなが」「つないで」と連日同じコメントが続いていますが、それがどの選手からも聞かれる状況こそ好調を裏付けるのです。

■八木投手 <7回0/3、球数104、打者25、安打5《本塁打1》、四死球1、三振2、失点1、自責点1>

「狭い球場なのでとにかく意識を低めに持って投げましたが、相手打線はホームランバッターが多いので、高めをどこで使うかにも頭を使いました。ホームランを打たれたのは高めに抜けたスライダーで、完全に僕の失投です。あそこは2-3にしたのが失敗でしたね。もっと長いイニングを投げるためにもあそこはもう少し早く勝負にいけるようにしたいです。」

■梨田語録

「長かったね、2試合やった気分だよ。狭い球場だから一発はあるし、勝敗関係なく最後まであきらめずにみんな頑張ってくれました。小谷野が本当にいい所で一発打ってくれたんだけど、他の3点は1点ずつみんなでよく繋いでくれたね。八木もよく投げた。久が打たれたのも想定内。このチームだから一発はあるし、シーズン通して完全に抑えるのは無理だからね。」

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