試合情報

　練習前のウォームアップが始まる時にトレーナーから「今日から鶴岡選手合流です」と発表があると、選手たちは笑いながらブーイングで出迎えました。田中賢選手も今日は先発出場しましたし、明日また数選手がチームに合流する予定です。復帰した選手たちが本調子になるには数日かかるかもしれませんが、徐々に本来のファイターズが戻りつつあります。

　試合のほうは先発藤井投手が昨日チームに合流した大野選手とバッテリーを組み「先頭打者を出してピンチになったときに粘れなかったのが残念」とは言いながらも5回を2失点に抑えました。そして6回、ファイターズは高橋、坪井、二岡と30代の選手3人による3連打で3-2と逆転に成功。なかでも坪井選手は「主力がいないと点が取れないといわれるのは本意ではない」とフェンス直撃の二塁打を放ちました。しかし6回からマウンドに上がった江尻選手が逆転を許し4-3で敗れてしまいました。

　これで連敗は4に伸び、ホークスとのゲーム差も4ゲームに縮まりましたが、今日の試合ではホークスに先制を許した時も、6回に再逆転を許した後もベンチから声援が絶える事はありませんでした。誰もこのチーム状況を悲観的には捉えていません。底抜けに明るい選手たちが、毎日楽しんでプレーしています。

「まっすぐにもキレがありましたし、調子も良かったので1点でも少なくと思って投げていましたが、先頭打者を出した時に粘ることが出来なかったのが残念です。」

「藤井は良くほおってくれたほうじゃないかな。勝利投手の権利を持って降板したし、ゲームを作ってくれた。もう一回行かせようとも思ったけど、逆転したし、右打者が続くところだったので思い切って変えました。6回の3点は久しぶりに連打が出たね。」