2009.10.10 SAT
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■広報レポート <ハッピーエンド>

挨拶する田中賢選手会長

 クライマックスシリーズにつながる有終フィナーレと言えるでしょう。球団創設以来、最高位の2位を確定しているイーグルスを相手に7-1と完勝。2004年以来、札幌ドーム最終戦は全勝という“神話”はこの夜も崩れず。試合後のセレモニーで田中選手会長が「選手はCSまで最高の準備をします。皆さんも10日間、しっかり準備してください」と挨拶し、場内のムードは最高潮に達しました。

 規定投球回数到達と初の10勝がかかっていた武田勝選手が相性のいいイーグルスに4安打1失点と好投。二つの目標をクリアしたのはもちろん、引退登板となった伊藤選手へ「いい形でバトンタッチできてよかったです」と安堵しました。5回に代打で右前打を放ち12年のプロ生活に別れを告げた小田選手といい、人柄によって誰しもに慕われた両選手に白星を贈ることでもチームは心一つに戦っていたのです。

 打線では金子誠選手、糸井選手そして高橋選手が初めて打率3割に到達してシーズンを終えました。つなぎを意識し、時に自己犠牲のバッティングを見せながらも一つの勲章を手にし、144試合の苦労が報われました。「勝ち方ってものがあるならば、言うことないんじゃない?」と普段は勝っても兜の緒を締める背番号8が満足そうな表情を浮かべていました。

 札幌ドームでのCS第2ステージ初戦は21日。宮崎のフェニックスリーグ出場を大半の選手が志願しており、リーグ優勝はあくまで通過点と気合十分です。イーグルスとホークス、どちらが来てもファイターズは準備万端整え迎え撃ちます。

■武田勝投手 <7回2/3、打者28、球数、球数96、安打4、三振5、四死球1、失点1、自責点1>

「ストレートを中心に押せてテンポよく、最後に来て自分らしいピッチングができました。いい場面で伊藤さんにバトンタッチすることができてよかったです。これからも厳しい戦いが続くので、これに満足せずしっかり調整していきたいと思います。」

■梨田語録

「最終戦も締まっていこう!」檄を飛ばす梨田監督

「野手も全員使ったし、小田にもヒットが出て、伊藤も投げて、勝(武田勝選手)も規定投球回数に達して、本当に良かったです。シーズンの観客数が200万人に届かなかったって?来年の目標ですね。こういう形でシーズンを終えることが出来てよかった。CSに向けてしっかりと準備します。」

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