2009.10.21 WED
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■広報レポート <最後まであきらめない>

お立ち台で拳を突き上げるスレッジ選手
笑顔でタッチするスレッジ選手

 先制点を奪ったものの、逆転されてからは常に主導権を握られる苦しい試合展開でしたが、ファイターズは最後まで決してあきらめませんでした。3点ビハインド、9回裏1死満塁の場面、今季終盤何度もそのバットでチームをすくってくれたスレッジ選手がアメリカでプレーしていたときも含めて初めてというサヨナラ満塁ホームランでCSセカンドステージ初戦を制しました。

 ヒーローインタビューでは目を潤わせていた様にも見えましたが、「それは汗が目に入っただけだよ。でも大声で叫びすぎて声が枯れてしまいました」とかすれた声でインタビューに応じてくれました。8回裏を5点差で迎えたときには「正直9回に自分の打席が廻ってくるとは思わなかった」というスレッジ選手でしたが、今季初対戦となる福盛選手の真っ直ぐをファイターズ応援団でいっぱいのレフトスタンドに叩き込みました。

 結果的に試合を決めたのは主砲の一振りでしたが、そのお膳立てをしたのは今年のファイターズを象徴する「繋ぐ打線」でした。8回に3点を返したのも2番森本選手からの4連打、9回も四球を絡めた3連打でスレッジ選手に繋ぎ、最後まで応援してくれたファンに特別なお土産を残してくれました。「とにかく試合に勝ったことが大事。1勝1敗と、2勝0敗の差は大きいからね。今晩はこの勝利を楽しむけど、明日起きたら明日の試合の準備をするだけです」とスレッジ選手は勝ってかぶとの緒を締めて球場を後にしました。

■武田勝投手 <6回1/3、打者28、球数80、安打9、三振1、四死球1、失点5、自責点5>

4回、逆転される武田勝投手

「初戦ということで何とか良い流れを持ってきたかったのですが、いい投球が出来なくて残念です。次回チャンスがあれば勝てるように頑張りたいです。」

■梨田語録

試合前に挨拶を交わす両監督

「1勝のアドバンテージとともに札幌ドームでできることがやはり大きかったですね。あきらめちゃいけないというファンの人たちの後押しが9回裏、4点を追う展開でも本当に効きました。(サヨナラ満塁弾の)スレッジはシーズン終盤からずっと状態がよかったんですが、レフトへライナーで運ぶとは。明日から岩隈、マー君(田中)を相手に中々点を取れないと思いますが、向こうに今日のような野球をやられたら嫌だというのを植えつけることができただけでも価値があります。」

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