2009.10.22 THU
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■広報レポート <耐え忍んだ末に>

7回、勝ち越しの2点タイムリーを放った高橋選手
ファンの大声援に応える3選手

 ファイターズが2年ぶりの日本シリーズ進出に王手をかけました。1-1の7回1死満塁で4番の高橋選手がイーグルスのエース岩隈選手から2点左前打を放って勝ち越すと、9回は守護神・武田久選手が2人の走者を背負うピンチをしのぎ第2ステージ2連勝。投打がかみ合った磐石の試合運びで日本一奪回の悲願に一歩前進しました。

 つなぎの4番が連日、主軸らしい働きを見せてくれました。7回は稲葉選手が敬遠された直後に意地の一打。「前の打席までシュート、シュートで攻められていましたからもうないかと。それでもシュートが来て体が勝手に反応しました」と本能に突き動かされてショートの頭上をライナーで破ったのです。あごに蓄えた無精ひげが野性味を感じさせ、一塁上で珍しく両腕を突き上げてみせました。

 シーズン中は第2子が誕生したばかりとあって、寂しさを抱えながらも合宿所で寝泊りし体調管理に努める時期もありました。終盤には高校時代バッテリーを組んでいた後輩の方が試合前に札幌ドームを訪ねてきた時も「試合でいいプレーを見せて喜んでくれたら」と対面せず、針治療を受ける姿が。何を差し置いてもベストパフォーマンスを見せることを最優先に考えてきた背番号2は、お立ち台でインタビュアーのマイクを奪い「明日も勝つぞ」と雄たけび。犠打に進塁打と公私に渡り自己犠牲をいとわない男に今季2冠目の勲章が加わるまで、あと1勝です。

■糸数投手 <7回、打者31、球数105、安打7(本塁打1)、四死球4、三振2、失点1、自責点1>

7回、E山崎武選手を打ち取る

「毎イニング最小失点で切り抜ける事を目標に、丁寧に投げる事を心がけた結果7回まで投げる事が出来てよかったです。」

■梨田語録

大声援のファンに応える、梨田監督と選手

「8回のピンチのときは昨日と逆の展開だなと思いましたね。糸数もそうだけど、金森も緊張するかなと思ったけど、若くて経験もあまりないのに落ち着いて投げてくれた。(勝ち越し打を打った)信二(高橋選手)もあのような場面で打ってくれるのが彼のいい所だし、その前に右打ちをしたのも良かったね。日本シリーズ出場に王手?あんまり実感はないですね。明日はピッチャーも違うし、また新たな気持ちで頑張ります。」

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