2010.03.26 FRI
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
0
0
0
0
0
0
0
0
2
0
1
4
2
0
0
0
X
R
H
1
4
9
10

■広報レポート <振れてる男>

 バットの先で捕らえた打球が、右翼ポール際に伸びていきました。ベンチの選手が発する「切れるな!」「入れ!」の声に後押しされるようにして、ボールはスタンドイン。ゆっくりとダイヤモンドを一周した二岡選手は、満面に笑みを浮かべて仲間のもとへと戻りました。1回1死。今季1号ソロ本塁打は、先制の一打となりました。

 バットの芯よりもかなり先にボールは当たっていました。しかし、二岡選手には確かな手応えがあったようです。「しっかり打ったんで、切れなければ入るだろうなと思いました」。右方向に大きな打球を飛ばす能力を武器にする二岡選手の真骨頂といっていいでしょう。

 この一撃で、二岡選手はファイターズ攻撃陣唯一の開幕4試合連続安打を記録したことになります。梨田監督も「いま一番バットが振れている」と認めるほどの好調ぶり。小技もできて一発もある。2番でも7番でも機能し、ファイターズ打線の中で大きな“スパイス”となっています。移籍2年目の今季、さらなる期待がかかります。

 ただ、ここまで順風満帆だったわけではありません。キャンプ中に左ふくらはぎの違和感で別メニューでの調整に。一塁の練習も始めた直後のアクシデントに、ショックを隠せませんでした。また、オープン戦では自打球で途中交代したこともありました。それでも、焦らず慎重に調整を続け、公式戦にはしっかりと間に合わせてきました。そして開幕と同時にファイターズの“打ち出の小槌”となって結果を出し続けています。

 今日の試合では、二岡選手の先制弾が決勝弾になることはありませんでしたが、ひと振りで試合を動かす仕事人としての存在感は健在。ファイターズのパ・リーグ連覇に必要不可欠なベテランの力を見せてくれました。

■八木投手 <5回、球数95、打者27、安打9(本塁打3)、三振2、四球3、自責点8、失点9>

「ボール自体は悪くなかったと思います。配球などをもっと考えていく必要があったかもしれません。ロッテ打線は(顔ぶれが)去年とは違うので、いろんなボールを投げなきゃいけなかったと思います。」

■梨田語録

「寒かったねえ。八木が得意とするマリンスタジアムでの登板だったんだけど、四球の後の初球をホームラン打たれたり、リズムが悪かったね。リズムの悪さが守備、走塁にも影響したかもしれないね。松家は四球は出したけど、ボールに力もあるし、楽しみだね。」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート