2010.03.27 SAT
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■広報レポート <記念の一打>

 内角高めへの変化球でした。同点で迎えた5回1死二塁。ルーキー・加藤政選手がフルスイングしたバットから放たれた打球は、ぐんぐんと伸びて右翼フェンスを直撃しました。二塁走者の坪井選手が本塁に生還。プロ初安打を、一時は勝ち越し点を生み出す適時打で記録しました。

 「(スタンドに)入ったと思ったくらい手応えは良かったです」と振り返るほどの当たり。本塁方向へ秒速7mという千葉マリンスタジアム名物の強風に初アーチを阻まれ、苦笑するしかありませんでした。しかし、プロ4打席目での一打は、大きな価値を持つものであることに違いはありません。

 ベンチに戻るとハイタッチでチームメートに迎えられたルーキー。その際には金子誠選手が持っていた“記念ボール”を受け取るのを忘れ、爆笑を誘う新人らしさも見せていました。そのボールを見つめながら「初ヒットですし、1点が入ったのでうれしかった」と話す笑顔が印象的でした。

 ファイターズ打線が挙げた3得点は、マリーンズ・渡辺俊選手対策として起用された左打者が記録したもの。2番・左翼でスタメン出場した紺田選手は、4回に同点ソロ本塁打を右翼席に叩き込むと、5回にも中前打を放って加藤政選手を本塁に迎え入れています。さらに、7番・DHの坪井選手も2安打1得点。大村打撃コーチも「しっかり準備できているということ」と目を細めていました。

 ファイターズは相手の先発投手によって、2番と7番を組み替える打線で戦っています。また、左わき腹を痛めて金子誠選手が欠場する痛手を負う中でも、起用された選手たちがしっかりと結果を残しました。残念ながら白星を挙げることはできませんでしたが、今後の戦いに幅が広がったという意味では収穫を得た一戦だったといえるでしょう。

■ダルビッシュ<6回、球数124、打者28、安打6、三振11、四死球4、自責点1、失点1>

「まっすぐは伸び、変化球は思った以上に曲がりすぎ、ストライクを取るのに四苦八苦してしましまい、リズムもあまり良くありませんでしたが、要所はしめることが出来たと思います。」

■梨田語録

「ダル(ダルビッシュ選手)は球数が多くなってしまったね。三振が多いから仕方ないんだけど。。。アウトの殆どが三振だったよね。3点で勝てればよかったんだけど、逃げ切れなかった。この寒いなか野手もみんな頑張ってくれたけど、久(武田久選手)はちょっと心配だね。坪井もいい仕事してくれたし、加藤(加藤政選手)もマック(金子誠選手)が試合に出られない中、頑張ってくれた。守りでも経験をつんでもっと勉強して欲しいね。」

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