2010.03.30 TUE
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■広報レポート <プロ初アーチ>

プロ入り初ホームランで小谷野選手と抱き合って喜ぶ高口選手

 初球のスライダーに対し、無我夢中でバットを振り抜きました。打球は大きな弧を描いて左翼席最前列に飛び込んでいきました。7回2死一、二塁、途中出場の高口選手が放った3ランは、プロ初アーチでした。

 「チャンスだったので初球から打って行こうと思ってました」

 失敗を恐れない積極性が生んだ一撃だったとはいえ、本人もまったく予期していなかったものでした。ホームゲームで本塁打を記録した選手には、スタンドに投げ入れるためのB☆B人形が手渡されますが、興奮しすぎていたのかそれを忘れてベンチに戻ろうとしたほど。チームメートの大爆笑を誘い、大差をつけられていたチームの雰囲気を変えてみせました。

 沖縄キャンプはファームスタートだった高口選手。しかし、中盤に1軍に昇格すると、実戦で結果を出し続けました。そして開幕1軍の切符もゲット。出番は多くありませんが、内外野どこでも守れるユーティリティとして貴重な存在となっています。ボールの呼び込み方、手首の使い方など打撃に関しても常に向上心を持って取り組んできました。高校、大学の先輩である小谷野選手の存在も大きいようです。

 記念のホームランボールは球団職員がしっかりと回収し、試合後に梨田監督を経由して本人に手渡されました。高口選手だけではなく、中田選手も2安打に本塁捕殺を決めるなど、若手の奮起が目立った一戦。白星に恵まれない状況が続いていますが、こういった若手のカツがチームに活気をもたらしてくれるに違いありません。

糸数投手 <7回、球数116、打者31、安打6(1本塁打)、三振2、四死球5、失点7、自責点7>

先発した糸数選手

「2回がすべてですね…。2アウト取ってから点を取られたのが悔やまれます。ランナーを背負って打たれちゃいけないと思いすぎたのが良くなかったですね。ヒット、ヒットの後は割り切っていかないといけなかった。ホント、2回だけですね…。」

■梨田語録

7回裏、ベンチ前で梨田監督に祝福される高口選手

「2死走者なしから連打と死球で満塁、そこから5点だからね。久しぶりの登板で、今季初めてのマウンドだったと言うのもあったかもしれないけどもったいないね。ある程度自信を持ってくれればいいんだけど。。。球自体は去年と比べたらまだまだだろうけど、その中でもやってくれないとね。高口はショートで使ったことなかったけど、加藤が2三振してたのもあって代打に出したら、少ないチャンスを生かしたね。中田は左投手に限定しちゃうと視野が狭くなってしまうかなと言うのもあったから今日は使いました。ホームでも刺したし、すこしずつ経験をつんでくれればいいと思います。」

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