2010.04.11 SUN
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■広報レポート <執念の継投>

 フェンス際へのフライが右翼・紺田選手のグラブに入った瞬間、ファイターズが今季初の連勝を決めました。開幕17戦目での長い道のりに、梨田監督は「3年くらいかかった感じ」と苦笑い。それでも、その表情には安ど感が漂っていました。

 執念の継投で勝ち取った1勝でした。先発・武田勝選手が5回を投げ切った時点でスイッチ。6回から木田、武田久、宮西、建山、そしてウルフの5選手をつぎ込んで3点を守り切りました。

 この日は6連戦の最終戦で、翌日は休養日。試合前から指揮官は“総力戦”で臨むことを明言していました。ハイライトは7回です。1死一塁となったところで、ホークスは左打者の松中選手が代打で登場。ここで武田久選手から宮西選手に迷わず交代しました。

 「久には申し訳なかったけど、あそこで(宮西選手を)出さなければ左投手がいる意味がないから」と梨田監督。宮西選手は期待に応え、松中選手を左飛に抑えると、続く絶好調の川崎選手も一ゴロに仕留めました。これで、完全にファイターズペースに持ち込みました。

 先手を打ち続けることができたのも、打線の奮起があったからこそ。2回に2死二塁で今季初めてスタメンに起用された鵜久森選手が中前に先制打を放つと、3回も2死二塁から田中賢選手が右中間フェンス直撃の適時三塁打。選手会長はさらに5回に右翼席に2ランを記録しました。この2試合で5打点の大活躍です。

 今季初のカード勝ち越しも決め、ホームに戻ります。「何とか続けていきたいね」と梨田監督は力を込めました。長いトンネルを抜け出し、ファイターズのエンジンがいよいよ全開です。

■武田勝投手<5回、球数68、打者20、安打4、三振4、四死球0、失点1、自責点1>

「先頭打者を出塁させることが多く、不安にさせてしまったとは思いますが、なんとか粘って投げることが出来ました。次回はもっとイニングが投げられるように頑張りたいと思います。まだ試合は終わっていないので、しっかりと応援します。」

■梨田語録

「(今季初のカード勝ち越し)何とかね。(武田)勝も勝ったしね。68球だっけ?(交代は)ちょっと早いかなと思ったけどね。難しいところ。鵜久森は先制のタイムリーを打ってくれた。あとは打球の判断とかを直せば一軍に定着できるんじゃないかな。稲葉がいる方がありがたいけど、いないのはいないのでしょうがない。陽がつなぎもしてくれたし、二岡が守れたのも大きい。(田中)賢介はうまく打ったよね。打ち方も素晴らしいし。切れない打ち方だった。天才やね。(連勝も初めて)おかげさまでね。3年くらいかかった感じだね。」

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