2010.04.20 TUE
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■広報レポート <全力プレー>

 失投を見逃しませんでした。1点を追う6回1死一塁で打席に立ったのは糸井選手。内角高めへの速球をフルスイングすると、打球はきれいな放物線を描いて右翼スタンドに吸い込まれていきました。今季2号アーチは逆転の2ラン。「完ぺきな当たり」という手応えに、右手のこぶしを突き上げて一塁ベースを回りました。

 オリックス先発・岸田選手相手に、糸井選手はそれまで2打席連続で空振り三振を喫していました。ただ、フルカウントまで粘りを見せていたことで、球筋などの見極めができるようになっていたのかもしれません。そして、気合も十分。「2三振していたので、何とかしてやろうという気持ちはありました」。しっかりとリベンジを果たしてチームにカツを入れました。

 18日の西武戦の最終打席で久しぶりに安打を放った田中賢選手も、2安打に2盗塁。反撃ののろしを上げる打点もたたき出し、「1点ずつ返すだけ」と話しています。先発した増井選手が本調子ではない中、選手会長自らルーキーを援護しようと、必死にボールに食らいついています。

 9回に抑えのウルフ選手が逆転を許してサヨナラ負け。これで開幕からのカード初戦初勝利は、またお預けとなりました。敗因を挙げるのは簡単かもしれません。しかし、誰もが自分の役割をまっとうしようとグラウンドに立っています。勝利という結果がなかなかついてこなくても、姿勢だけは変わりません。

 一生懸命やれば勝てるわけでありませんが、一生懸命やらなければ勝つことはできません。常に全力プレー。その気持ちを忘れずにファイターズは戦い続けます。

■増井投手 <4回1/3、球数110、打者24、安打5、三振4、四球6、失点2、自責点1>

「きょうはまっすぐが良くなかったので、自分のピッチングができませんでした。攻めていくことができず、ボール先行になって苦しかった。(久しぶりの登板の影響?)それはないと思います。」

■梨田語録

「いい形でウルフまでつないだけど、まあ…ね。(ウルフの乱調は)特にオリックス戦はね。よそのときはそうでもないんだけど。谷元は1アウト満塁をビシッと抑えてくれた。勝ちがつけばよかったけど。(武田)久は勝ちでも負けでもいろんなところで使って状態を上げていくところ。ミスもあって先制はされたけど、跳ね返してはいるんだよね。」

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