2010.04.24 SAT
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■広報レポート <Liberation>

 前日からの寒さは相変わらずの仙台。練習中には雹(ひょう)まで降りました。空から太陽が顔を出しているにも関わらず雨が降っているという条件の中で、マウンドに立ったのはダルビッシュ選手でした。楽天の先発は岩隈選手。通算4度目の“直接対決”に「めったにないことなんで、楽しもうと思いました」と振り返る一戦となりました。

 楽天打線の早打ち作戦に「それを利用しようと考えました」と言います。自らのものを含む3失策で3点を奪われたとはいえ、8回5安打と頭脳的なピッチングを披露してくれました。

 寒さや雨にも惑わされることはありませんでした。「悪条件は自分のトレーニングだと思ってるんで」。何事も前向きに捕らえ、平常心でいられるのがダルビッシュ選手の持ち味。岩隈選手の快投に打線が沈黙したため負け投手にはなってしまいましたが、今季6試合目で6度目のクオリティスタート(6回3失点以下)を決めています。

 注目されていたのが連続2ケタ奪三振記録。この試合で達成すれば日本記録の6試合に並んでいました。しかし、結果的には6奪三振でストップした形に。普段は球数を少なくするため三振は狙わない右腕も、さすがに「意識しないことはなかった」と苦笑いしていました。

 それでも、記録が止まったことで「その呪縛が解けた。次からは三振のこと考えなくていいですから」と、ここでもプラス思考ぶりをみせてくれたダルビッシュ選手。もっとも信頼できる男の戦いは続きます。

■ダルビッシュ投手 <8回、打者33、球数135、安打5、四球4、三振6、失点3、自責点1>

「岩隈さんと投げあえるのはめったにないことなので、楽しもうと思って投げました。四球からの失点を許してしまったのはもったいなかったですね。三振のことは全く意識しないわけではありませんでしたが、試合中はなによりチームの勝利を考えていました。味方の援護を待ちながら粘りたかったのですが、粘り切れませんでしたね。」

■梨田語録

「(エラーが失点に絡んで)ちょっともったいなかったね。いいプレーもあったんだけど、ヒットよりもエラーの数の方が多いからね。集中力を持ってやってくれているけど、プレッシャーがあるのかもしれない。途中まで鶴岡の1安打だけではね。ただ、今日の岩隈を見ていると、ちょっとボールを動かしていて芯を外していたかな。ダルビッシュは6回の2点がもったいなかったな。点を取れないから抑えないといけないってコントロールミスがあったかもしれない。1、2点取って接戦にしたかったね。」

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