2010.05.01 SAT
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■広報レポート <Promise>

ヒーローインタビューに答えるダルビッシュ選手

 大歓声に迎えられてお立ち台に向かうダルビッシュ選手が笑みをこぼしました。今日のヒーローインタビュアーを務めたのは、ファンクラブ会員の中から選ばれた小学6年生の阿部謙暁くん。ダルビッシュ選手がかがみながら質問に答えるたび、大きな拍手が起こりました。

 『ファミリーシリーズ』企画の一環で、この日は244人の子どもたちが“キッズスタッフ”として試合運営に携わりました。開始から終了までマウンドを守り続けたダルビッシュ選手も試合を楽しめたようです。「良かったですね。アナウンスもそうだったし。みんな喜ぶと思いますし、いい試合でした」。そして何よりも勝利をプレゼントできた充実感が漂っているようにみえました。

 ダルビッシュ選手は最近5度の登板で3度目の西武戦。「2勝はできましたけど、3回目ですから。別のピッチャーになろうというくらいの気持ちで投げました」と振り返ります。普段はプレートの三塁寄りに立って投げますが、この日は一塁寄りに立ちました。「景色が全然違いました」と苦笑い。それでも、この工夫もあって西武打線に的を絞らせず、再三のピンチもしのいでいます。

 開幕からの連続試合奪三振記録が前回の登板で途切れたのも、プラスに働いたようです。三振は4つだけでしたが、打たせて取る本来のピッチングを披露しました。「ゴロを打たせた方がリズムのいいんだなと分かりました」。状態上向きの打線からの援護も受け、今季4勝目を挙げました。

 今季初の3連勝で5月に突入。「いい流れでいけるんじゃないか」とダルビッシュ選手は満足そうに話しました。来週の土曜日は函館での試合になります。函館からやってきた阿部くんに「来週もヒーローになると約束してください」と聞かれたダルビッシュ選手は…。「約束します!――」。さあ、5月反攻の始まりです。

■ダルビッシュ投手 <9回、打者36、球数150、安打6(本塁打0)、三振4、四球4、失点0、自責点0>

試合前のダルビッシュ選手

「三振を狙いにいくとリズムが悪くなる。ゴロを打たせた方がいいんだなと分かりました。落ち着いて冷静に打たせて取れたと思います。昨日、木田さんがいいピッチングしてサヨナラ勝ちしたし、いい流れで5月に入れました。」

■梨田語録

ホームインした稲葉選手を笑顔で出迎える梨田監督

「9連戦の真ん中で、中継ぎをあまり使いたくないときに(ダルビッシュ選手が)一人で投げきってくれて助かりました。8回を終えた時点で変えようかなとも思ったけど、本人も大丈夫というので(9回も)送り出しました。打線もダルを勝たせようとコツコツと点を取ってくれたしね。信二(高橋選手)は結果が出ていないので、本人とも話して精神的にリフレッシュさせてあげようと思い休ませました。技術的に特に問題はないと思うんだけどね。今季初の3連勝?みんなで力をあわせて、ファンの力を借りて、一つ一つやっていくしかないですね。」

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