2010.06.01 TUE
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■広報レポート <“ちょっと”どころじゃない>

真喜志コーチとハイタッチするHRを打った陽選手

 9回2死走者なし。カウントは2ストライク2ボール。相手投手はフォークボールが決め球の横山選手。絶体絶命の場面で、打席の森本選手がフルスイングした1球はカーブでした。芯で捕らえた打球は、グングンと伸びて中堅フェンスの上部に直撃。必死の形相で三塁ベースを陥れ、チャンスをつなぎました。

 チームのビデオ撮影担当が「ボールが止まって見えてるんじゃないかと思うくらい、状態はいいよね」と目を丸くする内容が続いています。この三塁打以外にも、1回に二塁内野安打で出塁すると、5回には右前打を記録。そして7回にも左前打を放ちました。

 今季初の4安打。27日の中日戦での適時打を「ちょっとちょっと!!振れて来てるんじゃないの!?ヒッツ!!」と自己評価した森本選手ですが、“ちょっと"どころではない猛打爆発。連続試合安打は「11」に伸び、その期間中は42打数18安打で打率.429と打ちまくっています。

 確実に調子を上げる森本選手だけではなく、注目したいのはチャンスをモノにした陽選手。ひざを痛めて欠場した稲葉選手の代役として2試合連続でスタメン出場。前日の試合では無安打に終わりましたが、この日は1点を追う8回2死で見せ場を作りました。

 初球のスライダー。迷わず振り抜くと、打球は左中間スタンドに飛び込んでいきました。2年ぶりのアーチとなる1号ソロは、試合を振り出しに戻す一撃。スタンドで観戦した愛妻に初めて捧げる一発となりました。

 結果的に勝利を挙げることはできませんでしたが、十分に見所のあった一戦だったのではないでしょうか。1敗に悲観することなく、ファイターズは戦い続けます。

■ケッペル投手 <7回、球数110、打者29、安打4、四死球3、三振2、失点3、自責点3>

先発登板のケッペル選手

「今日の自分が持っている力は出しきれたと思います。試合の中で多くの微調整を繰り返しながら、ボール球にあまり手を出してこない我慢強い打線をなんとか3点に抑えることが出来ました。チームの勝利を信じて応援します。」

■梨田語録

「立ち上がり3点取れていいスタートを切ったんだけどね。ケッペルも10日以上間隔が空いて、ストライクとボールがはっきりしていたかもしれない。ただ、ゲームはしっかりと作ってくれた。ノーアウトのランナーを4回出したけど、よく投げたと思います。陽は状態が悪くないから期待していたんだけど、よく打ってくれたと思います。ひちょり?最後の三塁打なんか、追い込まれながらフルスイングできてるからね。非常にいい状態だね。勝つに越したことはないけど、いいゲームはできてる。これをどう勝ちにつなげるかだね。」

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