2010.06.04 FRI
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■広報レポート <25歳の矜持>

 気合を前面に出すピッチングで、強力巨人打線につけいる隙を与えませんでした。7回に3番手としてマウンドに上がったのは宮西選手。先頭の高橋選手を速球で見逃し三振に打ち取ると、小笠原選手を三ゴロに。そして、ラミレス選手はスライダーで空振り三振に仕留めました。イニングをまたいだ8回も阿部選手を中飛として、1回1/3を完ぺきに抑えました。

 試合のない日をはさんでいるとはいえ、この日が4試合連続のマウンドでした。1日の広島戦で久々の失点。24歳最後の日に味わった屈辱が、自身のハートに火をつけたようです。翌2日には打者1人を空振り三振に打ち取り、バースデー登板をナイスピッチングで飾りました。「もっと信頼されるピッチャーになりたい」。25歳の公約をそう表現する宮西選手。いまやファイターズになくてはならない存在となっています。

 そんな宮西選手が試合前のロッカーで目を丸くした瞬間がありました。オールスターゲームの第2回ファン投票中間発表で、パ・リーグの中継ぎ部門でトップに躍り出たのです。広報担当が資料を見せると「ウソでしょ?いや、ないない。ないですよ」。とはいえ、第1回の中間発表で3位だったことは知っていた様子。「ってことは、結構気にしてたんじゃないの?」という広報のツッコミに苦笑を浮かべていました。防御率は0点台をキープしており、資格は十分あり。今後も得票に結びつく快投を見せてくれるはずです。

 巨人打線が見せた一発攻勢の前に、残念ながらサヨナラ負けを喫してしまいましたが、宮西選手をはじめとした明るい材料はあります。「明日こそは」の気持ちで、ファイターズは全員野球を続けていきます。

■金森投手 <4回、打者19、球数71、安打6(本塁打3)、四球0、死球1、三振2、失点3、自責点3>

「初先発でしたが、緊張することもなくマウンドに上がれました。気持ち的には試合中盤に同点の場面で登板するような感覚で準備しました。しかし3発のホームランを許したのは悔やまれます。」

■梨田語録

「ホームランもソロだけだったからなんとか凌いでいたんだけど。。。久の8回を見て状態も良かったから続投を決めたけど、最後に2ランを打たれてしまいました。金森もしばらく投げていなかったし、前から先発させてみたいなと言うのは自分の中で決めていました。藤井はうまく攻略出来たんだけど、6回の満塁の場面で追加点が欲しかった。相手は左打者の多い打線だから、(左の中継ぎである)林、宮西は早い段階から使うつもりでいました。また明日です。」

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