2010.06.07 MON
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■広報レポート <1年に1回?>

 勝利のハイタッチが終わった直後のこと。すでに“お役御免”となった鶴岡選手のところに広報担当が近寄ると、何も聞かずに「ハイ、行きます!」とひと言。自身でもお呼びがかかると予感していたのでしょう。それもそのはず。1本塁打を含む4安打を記録したからです。「1年に1回のことですから」。そう苦笑しながらヒーローインタビューの場に向かいました。

 第1打席からバットは振れていました。まずは2回1死一塁。左翼線への二塁打でチャンスを広げ、猛打爆発のノロシを上げました。4回無死一塁では左前打、6回一死三塁でも左前適時打を放って猛打賞に到達。そして、見せ場は8回にやってきました。

 「ストライクなら初球からどんどん振っていこうと思ってるんで」。その言葉通り、初球のストレートをフルスイングすると、打球は右翼スタンドの最前列へ。5日の巨人戦に続く、出場2試合連続の2号ソロにベンチは大きく盛り上がりました。

 打率2割前後の状態が続き、「新聞を読むのが憂うつだった」と、こぼすほど。しかし、コーチや同僚選手のアドバイスを積極的に取り入れて徐々に結果が出始めるようになりました。4安打のすべてが完ぺきな当たりではありませんが、結果が何よりの安定剤になっている様子。「こういう試合を1試合でも増やしていきたい」。マスクだけではなく、打撃での奮起も誓いました。

 後輩の大野選手も前日の試合で決勝打を打つなど、捕手陣はお互いを意識しながら高いレベルで切磋琢磨しています。これはチーム全体にとって大きなプラス。理想的な形を作って北海道に戻ることができます。交流戦の残り試合、全力で勝利をもぎとりに行きます。

■ケッペル投手 <6回、打者30、球数122、安打6(本塁打1)、三振6、四死球1、自責点3、失点3>

「きょうはチーム全体の力で盛り立ててもらえたと思います。攻撃面でも守備面でもみんなに助けられました。特にツルオカさんはキャッチャーとしても素晴らしかったし、バッティングもすごかった。あとはブルペンの人たちに任せて、このまま勝てるように応援します。」

■梨田語録

「ツル(鶴岡選手)のライトへのホームランはびっくりしたね。地方球場ならではだけどすごかった。奨太(大野選手)も(バッティングの調子が)上がってきたし、ちょっと遅かったけどまだ間に合う。ケッペルは序盤にエラーがらみで3点取られたけど、気持ちを切り替えて投げてくれた。ちょっと球数多かったけどね。でも久々に楽な展開でいろんな選手が使えたのは良かった。」

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