2010.06.12 SAT
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■広報レポート <投打の歯車>

本日のヒーロー

 ピンチらしいピンチを背負うことがない完ぺきな内容でした。中13日で登板したダルビッシュ選手が、“いつも通り”のピッチングを披露してくれました。7回3安打無失点。84球の省エネ投球で、5月1日以来となる5勝目を挙げました。

 約1ヶ月半ぶりの勝ち星を挙げた一戦を「気持ちを切らさず、でも気持ちを切り替えて臨みました」と振り返ります。立ち上がりに1球で最初のアウトを取ると、三者凡退発進。4回には先頭打者に二塁打を浴びて三盗も決められましたが、3者連続三振で切り抜けました。そこから一人の走者も出さないまま救援陣にバトンタッチしました。

 「今日はスイスイ投げられました」と話すダルビッシュ選手。それには訳があります。一回から、打線がしっかりと援護しました。

 一回一死二塁で打席に入った稲葉選手が、内角への速球を右翼席にたたきこむ9号2ラン。さらに、5回にも10号3ランを放って5打点を稼ぎ出しました。札幌ドームでは今季初のお立ち台に登場。スランプから抜け出すきっかけとなった一発を打った際には「泣いちゃうから」と拒否したこともありましたが、この日は違います。「今日は行くか!」と笑いながらヒーローインタビューに向かいました。

 稲葉選手だけではなく糸井選手が左翼席へ、鶴岡選手が右翼席へと“逆方向”へのアーチを飛ばし、今季チーム最多の1試合4本塁打を記録。梨田監督も「札幌ドームが狭く見えたね」と目を丸める一発攻勢で試合を決め、ベンチも大きく盛り上がりました。

 交流戦の優勝はなくなりましたが、セ・リーグのチーム相手の残り4試合は、リーグ戦再開へ向けての重要な試合となります。この1勝で勢いに乗っていきたいところ。これからも一戦一戦しっかりと戦っていきます。

■ダルビッシュ投手 <7回、球数84、打者25、安打3、四球1、三振7、失点0、自責点0>

先発登板したダルビッシュ選手

「今日はバランスも良く、コントロールも良かった。打線も大量リードを作ってくれたので、スイスイと投げることができました。あとはチームが勝つのを信じて応援します。」

■梨田語録

「ダル(ダルビッシュ選手)は久々の登板で不安があったのか、おとなしい立ち上がりでしたね。球数も少なくてよかったんだけど、4回の3連続三振ぐらいからダルらしさを出していたように見えました。点差もあったし、7回で次に備える意味も込めて交代させました。打線もいいところでいい援護が出来たと思います。ツル(鶴岡選手)の逆方向への本塁打は信じられないね。ツルだけじゃなくて、今日は広い札幌ドームが狭く見えました。」

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