2010.06.15 TUE
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
1
0
1
1
5
0
0
0
2
0
0
0
0
0
1
0
0
1
R
H
10
17
2
4

■広報レポート <梅雨空を吹き飛ばせ>

 昼過ぎまでは晴れ渡っていた空の色が急に変わり始めたのは、ファイターズが試合前の練習を行っている最中でした。どんよりとした雲から雨が降り始めたのは試合開始直後のこと。しかし、前日の敗戦からしっかり気持ちを切り替えられていたナインは、悪天候の中を伸び伸びとプレーしました。

 まず最初に見せ場を作ったのは、3番。一塁でスタメン出場した主将の稲葉選手でした。1回2死で左翼席最前列に11号先制ソロを放つと、3回2死にはバックスクリーンに2打席連発の12号ソロを叩き込みました。6月12日に続く1試合2本塁打と好調持続。本拠地での練習でロングティー打撃を行うなど、状態アップの工夫が実を結んでいます。

 金子誠選手も豪快な一撃を見せました。5回2死二.三塁で甘く入ってくるカットボールをフルスイング。打球は大きな弧を描いて左翼席に吸い込まれていきました。ここ数試合、決して状態が良かったわけではありません。それでも、準備はいつも通り入念に行ってきました。「“ダメ元、開き直り”で打った一発です」と苦笑する中にも満足感が見受けられました。

 そして、“締め”は糸井選手。9回1死で右翼線に4打席連続の二塁打を放ち、1試合5安打を記録しました。打率はぐんぐんと上昇して3割4分目前になっています。

 先発した増井選手が1回で降板するアクシデントはありましたが、急きょ登板した榊原が2イニングを無失点に抑えてプロ初勝利。初めてのヒーローインタビューを受けて「急な登板になりましたけど、一生懸命頑張りました」と話していました。

 今季最多の17安打で大勝。交流戦の勝ち越しも決めて、最終戦の中日戦に臨みます。

■梨田語録

「増井のアクシデントはあったけど、打線がつないで勝つことができた。糸井が5の5、稲葉も2本打ったしね。(ヤクルト先発の)館山にはこの間やられているというのもあるし、2アウトから点が取れたのは大きかったね。(交流戦は)明日もう一試合。雨の中試合して、明日は移動試合で選手は大変だけど、頑張って欲しいと思います。(交流戦勝ち越し確定は)うれしいけどパ・リーグの中ではまだまだ一番下だからね。」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート