2010.06.16 WED
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
2
0
0
0
1
0
0
0
0
1
0
0
0
0
0
1
3
X
R
H
3
9
5
6

■広報レポート <ローテ定着への道>

 収穫と反省――。一軍デビューを果たしたばかりの選手にとって、この相反する2つの事柄は、本物のプレーヤーになる過程で確実に存在するものだといえるでしょう。一軍2度目のマウンドに上がった矢貫選手には、まさにそんな一戦となりました。

 立ち上がりに1点を奪われたものの、2回以降は安定感抜群のピッチングを披露しました。2回から6回までの5イニングで打たれた安打は1本だけ。「試合の途中で修正することができた」と振り返るように、先発投手としての能力を見せてくれました。梨田監督も引き続きチャンスを与えることを明言。これは大きな収穫です。

 一方で勝ち投手になれなかった理由もある登板でした。中日打線のクリーンアップから始まった7回。2者連続で四球を出して、交代を余儀なくされました。「ランナーをためて交代になったことが悔しい」。これが降板後の第一声です。それまでの無四球ピッチングを考えれば痛恨だったのは間違いありません。これで流れを相手に渡してしまったのかもしれません。反省点の残るイニングでした。

 リーグ戦が再開すれば、交流戦以上に先発の頭数が必要になります。今後、矢貫選手にはローテの一角としての期待がかかります。この2戦で得たものを次回以降に生かしてくれることでしょう。

 北海道を離れ、日本列島を縦断する遠征はまだ続きます。この日は逆転負けを喫してしまいましたが、気持ちを入れ替えて、18日から再開されるリーグ戦に臨みます。

■矢貫投手 <6回1/3、球数83、打者23、安打2、三振4、四球2、失点2、自責点2>

「2回まであまり良くありませんでしたが、そこから修正して投げられました。そのあたりは次に生かせると思います。ただ、最後にランナーをためて交代してしまったのは悔いが残ります。あとのピッチャーに抑えてもらえて良かった。この流れで試合に勝てるように応援します。」

■梨田語録

「7回が勝負どころで建山が良く抑えてくれた。宮西が抑えるところまではある意味計算通り。でも最後の一発でやられてしまった。矢貫はそれなりのピッチングをしてくれた。球数少なかったから7回も行かせたんだけど、連続四球を出したら変えざるをえないね。打たれて学ぶこともあるし。でも十分な内容で、次も期待できます。出来れば勝たせてあげたかったね。」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート