2010.06.26 SAT
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■広報レポート <稲葉ジャンプに応える2安打>

本日のヒーロー

 序盤で試合を決める2本のヒットでした。打ったのはいずれも稲葉選手です。まずは1回1死二塁。外角への難しいボールに反応すると、打球は三遊間を抜けていきました。田中賢選手を迎え入れる先制打。先発がダルビッシュ選手であることを考えれば、非常に大きな1点になったことは間違いありません。さらに2回には2死満塁で打席に入り、走者一掃の中越え適時打を放ちました。

 この試合だけで4度の“稲葉ジャンプ”。球場全体が揺れる声援に、稲葉選手は「力をもらっている」と常々話しています。お立ち台では満面に笑みを浮かべながらこう話しました。「明日もジャンプできるように、みなさんしっかり休養してください」。歓声がさらに大きくなったのは言うまでもありません。

 2回で4点リードを奪い、圧倒的有利に試合を進めることに成功しました。ダルビッシュ選手は本調子でないながらも7回1失点の粘りを見せて今季7勝目。開口一番で打線について触れ、「最初から援護してもらえたので、我慢して長いイニングを投げようと心がけた」と話しました。野手が投手を助け、投手が野手を助ける相乗効果が快進撃の一因といってもいいでしょう。リーグ戦再開後、7勝1敗と大きく勝ち越しています。

 イーグルスが敗れたため、開幕直後以来となる最下位脱出。そのことをヒーローインタビューで知らされたスタンドは大きく沸きました。しかし、稲葉選手はひと言。「いやいや、皆さん。まだ最下位脱出ですよ。その拍手は取っておいてください」。ファイターズの目標は5位浮上ではありません。一戦一戦しっかりと戦い抜くことが上位進出につながっていく。順位は気にせず、前に進むことだけを考えます。

■ダルビッシュ投手 <7回、打者30、球数121、安打8、四死球3、三振7、失点1、自責点1>

7回、1失点のダルビシュ選手

「僕自身は調子も悪かったんですけど、打者の人たちに最初から援護をもらえたので、何とか我慢して長いイニングを投げようと心がけました。ただ、7回に2アウト走者なしから1点を取られたのは悔しい。この後はチームの勝利を信じて応援します。」

■梨田語録

生還した田中賢選手を迎える梨田監督

「ダル(ダルビッシュ選手)は決して絶好調というわけではなかったけど、ゲームはつくってくれたし、エースらしいピッチングだった。ダルの投げるときは先制したいという気持ちは強いし、稲葉がそれに応えてくれた。2回にもいい所で追加点を取ってくれた。(マリーンズ先発の)マーフィーはまだ負けがない投手だったんだけども、今日はカーブチェンジアップと少し制球を乱していて、そこにうまいこと付け入る攻撃が出来た。最下位脱出だけど、順位など気にせず、一つ一つやっていきます。」

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