2010.07.09 FRI
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■広報レポート <気合の大ベテラン>

ヒーローインタビューに答える木田選手

 五回2死。山崎浩選手の放った痛烈なゴロが小谷野選手のグラブに納まったのを確認し、マウンド上の木田選手はこぶしでグラブをポンとたたきました。ベンチに戻ってチームメートとハイタッチ。いすに座って一息つくと、噴き出した汗を気持ちよさそうにぬぐいました。

 4月30日以来となる今季2度目の先発登板。どの役割を任されても変わらない老練な投球術を披露しました。一回、1死から右前打を浴びながらも続く打者を遊ゴロ併殺に。四回に連打からの中犠飛で1点を失いましたが、5回を投げて3安打1失点。ファイターズの一員として先発初勝利を挙げました。

 先発登板に向けて、炎天下のファームで調整を続けてきた木田選手。鎌ケ谷を訪れた広報担当に丸刈り姿を見せて「暑いからねえ」と照れ笑いしていました。若手とともに汗を流し、真っ黒に日焼けした姿が印象的。球団史上最年長の先発勝利をおさめた右腕は、挑戦を続けています。

 「一回に4点をもらって楽になりました」。攻撃陣に感謝することも忘れません。先制弾を放った小谷野選手とお立ち台に上がり、「初回じゃなかったら抱きしめようと思った」。しかし、小谷野選手がすかさず「あとで抱きしめてもらおうと思います」と話すと、その場でハグを交わしました。スタンドが大きく沸いたのは言うまでもありません。

 大ベテランが気合の投球を見せ、得意の先行逃げ切り型に持ち込みました。ここ19試合で16勝3敗と快進撃を続けています。貯金は3となり、3位には1ゲーム差に接近。今回の「WE LOVE HOKKAIDO シリーズ」で着用している黄金色のユニホームは、実り豊かな稲穂をイメージしたもの。実り多き秋に向けて、ファイターズはまい進していきます。

■木田投手 <5回、球数80、打者18、安打3、三振2、四球1、失点1、自責点1>

先発登板した木田選手

「最初に4点取ってもらったから、何とか五回まで持ったというところですね。このあとは応援に回ります。」

■梨田語録

「初回に2アウトから4点とって、久々の先発だった木田を援護できた。初回に点が入るということは、賢介(田中賢選手)がでて、繋いでクリーンアップで得点出来ているということ。(木田選手は)先発投手のいない苦しいところで気合も入っていただろうし、オリックスも良い打線だからね。5回を1失点は十分な内容。We Love Hokkaidoシリーズで黄金色のユニフォームを着て北海道のファンの前で勝てたのはとてもいいこと。明日、あさっても黄金色のユニフォームを着て応援してください。」

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