2010.08.03 TUE
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
0
2
1
0
0
1
0
3
3
3
0
1
0
0
3
X
R
H
4
9
13
17

■広報レポート <粘り勝ち>

ヒーローインタビューの森本選手
ガッツポーズの森本・ケッペル両選手

 粘られて粘られて最後にヒット…。投手の心理を想像するに、これほどガッカリすることはないでしょう。この日の森本選手が見せた打撃は、あらゆる意味で相手投手をKOするものとなりました。

 一回1死、8球目を右前に運んで“ひちょり劇場”が開演します。二回1死一、二塁では12球目を捕らえて中前に適時打を放つと、三回2死一塁でも右前打を記録し、3イニングで猛打賞を達成しました。締めは五回2死二塁で9球目を右前にはじき返す適時打。今季2度目の1試合4安打となりました。

 第2打席で適時打を放った際のコメントは「いつになったら前に飛ぶんだろう…?うわっ、飛んだ!ヒッツ!!」。ファウルで粘り、最後にフェアゾーンに運ぶ――。これぞ森本選手独特の打撃スタイル。4安打の打席で相手投手に33球も投げさせています。うちファウルが14度。挙句、打ち取れないとなれば、相手は精神的にもきつかったに違いありません。

 打線全体も、ホークス投手陣をじわじわと苦しめ続けました。一回に糸井、二岡2選手の連続適時打で3点を先制し、二回には森本、稲葉、小谷野の3選手が打点を稼いで追加点。三回には金子誠、稲葉2選手の適時打が飛び出して、序盤で試合を決定づけました。終わってみればホームランなしで13得点。17安打のうち、長打は二塁打2本だけでした。

 投げては先発ケッペル選手が7回3失点。6月27日以来となる11勝目を挙げ、ヒーローインタビューで「ケッペル、なまら、けっぱった!」と話し、大きな歓声を浴びました。

 昨年、騒動があった旭川で快勝。好調・ホークスをたたけたことにも大きな意味のある一戦でした。

■ケッペル投手 <7回、打者30、球数113、安打6(本塁打2)、四死球3、三振2、失点3、自責点3>

ヒーローインタビューのケッペル選手

「何よりもまず、大量点で援護してくれた野手に感謝します。そのおかげで勢いのある打線にストライクゾーンで積極的な勝負をすることが出来ました。最後まで気を抜かずに、これを明日の試合に繋げることができるよう応援します。」

■梨田語録

「6点差でバントをしたりもしたんだけど、(田中)賢介に当たりが出なかった分、森本がよく頑張ってくれた。粘って(相手投手に)投げさせたというのもあるしね。ケッペルは打線の援護もあったし、それなりのボールを投げていた。長いのは出てなくても、つなぎの野球ができたと思います。中田も(一塁守備で)難しいのを(投手に)トスしてくれたし、走塁も少しずつ覚えようとしてやってるよね。」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート