2010.08.04 WED
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■広報レポート <異色?のアベック弾>

本日のヒーローたち

 そのひと言に、旭川スタルヒン球場のスタンドが大きく沸きました。お立ち台に上がった中田選手が「手応えは…完ぺきでした!」と話したときでした。3点リードの六回2死。ホークス先発の和田選手が投じた変化球を芯で捕らえると、打球はバックスクリーン左の芝生席に吸い込まれていきました。4号ソロアーチ。9試合で4本という量産モードです。

 カードでいえば、4カード連続での一発となります。そんな中田選手と“相性抜群"の選手がいることをご存知でしょうか。それは4番の小谷野選手です。この日は六回無死一塁で11号2ランを放ちました。その直後に中田選手のアーチが生まれています。

 試合後、ベンチ裏で帰り支度する2人と顔を合わせた広報に、小谷野選手が笑いながらひと言。「自分がホームラン打つと翔も打つんですよ。それも、すぐ後なんです。な、先輩のおかげで打ててるんだよな?」。そう言われた中田選手は「ハイ、打たせていただいてます!」と白い歯をこぼしました。調べてみれば確かに2人の“アベックアーチ"は3度目。その3度とも小谷野選手の後に中田選手が打っています。

 ファイターズ打線としては珍しく、6得点中5点がホームランでのものでした。四回には糸井選手がバックスクリーン右に決勝打となる勝ち越し13号ソロを放つと、五回には大野選手が左中間に2号ソロ。今季初めてお立ち台に上がった大野選手は「これからもっと頑張りますので、札幌ドームにも応援に来てください」とアピール。スタンドからの「行くよ~!」という歓声に頬を緩ませていました。

 梨田監督の57回目の誕生日に、首位ホークス相手の連勝に成功し、今季100試合目で49勝49敗2分としています。チーム内でも好評だった黄金色のユニホームで戦った結果は5勝2敗。残り44試合も全力で戦い抜きます。

■木田投手 <5回、球数78、打者20、安打3(本塁打1)、三振5、四死球3、失点1、自責点1>

先発登板した木田選手

「大野がいろいろ考えていいリードをしてくれたので、それに応えるべく必死に投げただけです。5回で交代してしまったのでリリーフに負担をかけてしまいますが、このリードを守りきれるようにしっかり応援します。」

■梨田語録

「奨太(大野選手)、中田、糸井、栄一(小谷野選手)とそれぞれが効果的な本塁打を打った。飛び道具はあんまり使っていなかったんだけどね。中田は守備でもまずまずのプレーを見せてくれた。地方球場だから本塁打は出やすいし、こっちもドキドキしながら見てたよ。木田も前回が悪すぎたのはあるけど、ピッチャーがいない中頑張ってくれた。相手がどこであろうと一つ一つやって行ってるんだけど、冷静に考えたら1位のチームに勝てばそれだけ差が縮まるからこの2連勝は大きいね。」

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