2010.09.01 WED
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
1
0
0
0
1
0
0
0
0
2
0
0
4
0
0
X
R
H
2
6
6
11

■広報レポート <全員野球>

ヒーローインタビューに答える陽選手
本日のヒーローたち

 迷いはありませんでした。初球のチェンジアップ。陽選手が振り抜いたバットがしっかりと捕らえると、打球は右中間をライナーで破っていきました。六回無死満塁。一塁走者の中田選手は「ダイさんが打った瞬間、ホームに還ることしか考えなかった」。走者一掃の三塁打で、一気に試合の流れをファイターズに引き寄せました。

 「翔(中田選手)の初球打ちを見て、自分も初球からどんどん振ってやろうと思いました」

 外角低めへ1球を「甘いボール」と陽選手は振り返ります。ホークス先発の和田選手をマウンドから引きずり下ろした積極性。一戦必勝で戦う上で、大きな一打になったのは間違いありません。

 「チャンスになるとやっぱり緊張する」と言います。しかし、殊勲打を打った直前に、緊張がほぐれるできごとがあった様子です。ベンチ裏のスイングルーム。糸井選手が「A―ロッドになれよ!」とゲキを飛ばしたところ、陽選手はメジャーを代表するスラッガーを真似てウィンク。そこで場が和み、力を抜いて打席に入れたのだとか。

 チーム全員がチームメートをサポートする姿もファイターズらしさ。もちろん試合でも、次の打者につなぐことが勝利への近道であると誰もが理解しています。1点をリードされた三回には1死満塁から稲葉選手の犠打と小谷野選手の中前打で逆転。六回は陽選手を含む5連打で4得点を挙げました。

 投げては先発・糸数選手が今季札幌ドーム初先発で2勝目。七回無死満塁でバトンを受けた林、建山の両選手が1人を生還させただけと好投し、宮西、武田久両選手につなぐ“勝利の方程式”が機能しました。ラストスパートの9月。一戦一戦をしっかりと戦い抜いていきます。諦める理由などない!のですから。

■糸数投手 <6回0/3、球数102、打者23、安打4(本塁打1)、三振1、四球1、失点2、自責点2>

先発登板した糸数選手

「1本打たれてしまいましたけど、大きいのを打たれるのは失投なので、今日はとにかく失投をなくすようにと考えて投げました。(七回の)最後まで投げ切れなかったのは悔しいですが、林さんと建山さんに感謝です。」

■梨田語録

「繋がったらいいなと思っていたところで(打線が)繋がってくれた。無死1,2塁で中田だったけど、バントは考えなかったし、バントさせるぐらいだったら代打を出していたからね。満塁になって陽が二塁打でなく三塁打にしたのが持ち味というかいいところだった。糸数はずっと良い投球というか、球質は良かったのだけど、替え時を困らせる内容がつづいていた。今日もそうなりそうだったね(笑)。」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート