2010.09.07 TUE
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■広報レポート <諦めない一発>

 悔しい悔しいサヨナラ負け。その中でもファイターズの諦めない姿勢を随所に見ることができた一戦でした。逆転を許した直後の八回。2死走者なし、そして、カウント2ストライクと追い込まれてから意地を見せたのは糸井選手でした。

 際どいボール球に手を出さず、難しいボールはファウルに。迎えた6球目でした。外角へのストレートをしっかりと捕らえると、打球は左翼席へ一直線に運ばれていきました。自己記録に並ぶ15号は8月18日以来となる一発。試合展開としても同点に追いつく価値ある一本となりました。

 8月28日のバファローズ戦で守備中に左手首を痛め、糸井選手は4試合ほどスタメンから外れました。復帰直後は当たりが出ませんでしたが、5日のマリーンズ戦で複数安打を記録するなど、しっかり調子を取り戻してきました。左手の状態が悪ければ、逆方向へ大きな当たりは打てないはず。「まぐれです」と本人が話す一方で、その言葉を聞いた中田選手は「打った瞬間、行ったと思いましたよ。やっぱスゴイっすね」と目を丸くしていました。

 糸井選手は、稲葉選手の先制打が出た直後の三回2死一、二塁でも右中間に2点適時打を放っており、1試合3打点。頼もしさを存分に見せてくれました。

 首位チームを相手にした3連戦の初戦で、白星を挙げることはできませんでした。しかし、チャンスがある限り、ファイターズは前進をやめません。何度でもいいます。諦める理由などない!

■ケッペル投手 <6回、球数99、打者22、安打3、四死球4、三振5、失点0、自責点0>

「走者は背負いましたが、ストライクゾーンの中で攻撃的にシンカーを投げ込むことが出来ました。大事なところで併殺打を打たせることが出来ましたし、強いあたりが野手の正面をついた時もいつものように野手の方々が堅い守りを見せてくれました。安定している中継ぎ陣がこのリードを守りきってくれると思います。」

■梨田語録

「4点差あったけど、七回は(継投を)前倒しで行くようにした。ケッペルが少し背中に張りがあるということでね。本人は『大丈夫』と言っていたんだけど、暑い中で水分不足とかもあるから早めに代えたということで、八回にやらなきゃいけないことを七回にやることになった。(七回は)流れを止めなきゃいけないから、(ピッチャーを)つぎ込んだんだけど。切り替えていくしかないです。」

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