2010.09.10 FRI
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■広報レポート <Get ready for the showdown!>

 息詰まる投手戦に終止符を打ったのは、自己犠牲の結晶でした。延長十回、ホークスの守護神・馬原選手にファイターズ打線が襲い掛かりました。先頭の大野選手が四球で出塁すると、陽選手が犠打で1死二塁。田中賢選手が中前打でつないだところで打席に入ったのは、犠打の名手・森本選手でした。

 「いつもの20倍くらい緊張しましたよ」。そう言いながら白い歯をこぼした2番打者。カウント1ボールとなったところで、スクイズのサインが。馬原選手のストレートをしっかりバントし、投球と同時にスタートを切っていた三塁走者の代走・紺田選手をホームに迎え入れました。

 「(1ボールで)あそこはストライクがきやすい場面ですから。スクイズはあると思ってました」と森本選手は振り返りました。ベンチの采配と選手の予測が一致した瞬間です。執念でもぎ取った1点を、最後はクローザーの武田久選手が三者凡退で守り切り、大きな1勝を挙げることに成功しました。

 ヒーローインタビューは、八回からの2イニングを完ぺきに抑えた榊原選手に譲る先輩らしさも披露。「オマエ、これで何勝目?」と榊原選手に問い「8勝目です」と聞くと「マジ?そりゃ、スゴイわ」。照れる後輩をインタビューに送り出す笑顔が、充実感を物語っています。「今日はピッチャーがみんな頑張ってましたからね」

 午前中に移動してナイターを戦う長い一日となりましたが、選手は勝利への意欲を忘れません。勝たなければならない試合に勝ち、明日につなげました。今シーズンも残りは14試合。土壇場での大逆転へ向けて、その準備はしっかりと整っています。

■武田勝投手 <6回、球数85、打者26、安打9、三振0、四球1、死球0、失点1、自責点1>

「相手も研究していて自分自身プレッシャーが掛かる中で、ヒットは打たれましたけど、粘って投げることができたと思います。残りのイニングはしっかり応援します。」

■梨田語録

「点入りそうになかったし、ヒットも出そうじゃなかったからね。1ボールになった段階で馬原もまっすぐかカットボールでストライクを投げてくるだろうからやりやすいかなと。ひちょり(森本選手)を信頼してたよ。勝(武田勝選手)もよく頑張ったけど、あそこで替えないと替え時が分からなくなってしまいそうだったし、左が続くところでもあったしね。奨太の初回のプレーも大きかったし、バラ(榊原選手)もよく抑えてくれた。野手にリズムを与えてくれたんじゃないかな。久も今日は良かった。低めのボールが伸びてきていた。初戦を取れたのは大きい。」

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