2010.09.20 MON
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■広報レポート <全員がヒーローです!>

ヒーローたち
ヒーローたち

 外角低めへ投げ込んだ変化球で二ゴロに打ち取ると、武田久選手は大きなガッツポーズを見せました。1点リードの九回2死、打席に迎えたのはT-岡田選手。絶対に長打を許せない場面で気迫のこもったピッチングを見せ、継投でつかんだ勝利の最後を飾りました。

 先発した糸数選手が二回に2点を失うと、ベンチは継投策に切り替えました。三回からは榊原選手が登板。2回1/3を投げる間に攻撃陣が逆転に成功し、9勝目を挙げました。

 その後、バトンを受け取った林、建山、宮西の3選手は、それぞれ同じ思いでマウンドに立っていました。自分が抑えれば、必ず次も抑えてくれる――。そして、守護神へ。武田久選手は八回1死からの5人を完ぺきに抑え切りました。「いい流れで来ていたので壊さないように、それだけですね」

 お立ち台に上がったのは、その中継ぎ5人。同時に3人しか台に上れないため、残り2人はグラウンドで待機する珍しい光景も。三回に同点打を放った稲葉選手の「中継ぎピッチャーをヒーローにしてあげてよ」というアドバイスが、1試合における今季最多の“5人お立ち台”を生み出すきっかけとなったのです。

 もちろん、逆転劇を演出した攻撃陣の集中力も見逃せません。三回に先頭の大野選手が出塁すると、2死三塁となって森本選手が四球で出塁。相手バッテリーのミスで1点を返してから、稲葉選手、小谷野選手の連続適時打で逆転に成功しました。「みんなで悔いのないようにやろうということです」。稲葉選手は引き締まった顔で、そう話しました。

 今季70勝目を挙げて同率3位をキープ。残りは6試合。ひとつも目が離せない、そして、最高に面白い試合となるのは間違いありません。

■糸数投手 <2回、球数50、打者9、安打3、三振1、四球1、失点2、自責点2>

糸数投手、先発登板

「しっかりコースをつけませんでした。そこですね…。この後は逆転できるように応援します。」

■梨田語録

「(バファローズ先発)木佐貫は走者が出るとフォークが投げにくくなるということで、1,2回は捉えきれませんでしたが、3回にはよく打線がつながってくれました。稲葉はホームのクロスプレーでタイミングはどうかなという感じでしたが、少しブロックが甘かったみたいですね。その前にライトからの送球が高いのを見て2塁に進んでいたのが大きい。糸数は昨日のケッペルと実績も信頼も違うので、明日のことを考えると厳しい選択だったかもしれませんが早めの継投に切り替えました。その先の継投もイニング間の投手交代が多かったですが、走者がいないところで交代できたのは大きかったですね。」

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