2010.09.21 TUE
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■広報レポート <恐怖の下位打線>

本日のヒーロー達

 一塁ベース上でニコリともしなかったのは、自分の果たした仕事が信じられないのか、それとも試合に集中していたからか。そんな飯山選手の頭を清水コーチが何か言いながらたたくと、猛打を爆発させた男はようやく笑みを浮かべました。八回1死一、三塁。この日2本目の適時打を放った直後のことでした。

 飯山選手にとって、ポイントゲッターだけではなく、チャンスメーカーにもなった一日となりました。三回1死に続き、五回先頭でも左前打で出塁。そして、同点で迎えた六回2死二塁での勝ち越し適時打と八回に“締め”の一本。自身2度目の4安打で、チームを勝利に導きました。

 1点を追う四回には陽選手が同点打を放っており、全4点中3点が下位打線から生み出されたものでした。八回には2人に挟まれた8番・大野選手も右前打で出塁。7~9番の3人で8安打と、まさに“恐怖の下位打線”を作り上げた形になりました。

 負けられない試合が続くことは、チームの誰もが分かっています。その中で、自分の持つパフォーマンスをしっかりと発揮できています。「こういう大事なカードで、こういう活躍ができてうれしい」と飯山選手が話せば、陽選手も「毎日やることは一緒ですから」と言い切りました。

 前日の中継ぎ投手陣5人に続き、この日は下位打線の2人がお立ち台に上がりました。日替わりヒーローではなく、全員ヒーローなのがここ最近のファイターズ野球。糸井選手のバックホームを鶴岡選手が受け止め、ホームを踏ませずにゲームセットとなったのも忘れることはできません。「一戦必勝です」。糸井選手が試合前に何度も繰り返した言葉が印象的です。

 バファローズとの4連戦に3勝1敗と勝ち越しに成功し、同率3位をキープ。残り5試合。目の前の試合を確実にモノにする。希望をもたらす方法は、それしかありません。

■ウルフ投手 <5回、球数64、打者19、安打4、四死球2、三振1、失点1、自責点1>

5回、1失点の好投のウルフ選手

「右手中指の爪が割れてしまい、降板となってしまいました。ブルペンが昨日7イニングも投げた後だったので、もっと長いイニングを投げなくてはいけなかったのに、、、残念です。」

■梨田語録

選手たちを迎える首脳陣

「最後のプレーでは外野手は前に出したんだけど、糸井だけは少し後ろ気味にしてあった。センターからいい返球だったし、ツル(鶴岡選手)も最後までボールを離さなかった。裕志は今日守りのミスもあったけど、貴重な追加点をバットで取り返してくれた。陽も普通だったら1塁で諦めるところを二塁まで行ってくれたから、エンドランをかけるとかバントするなどの必要もなかったね。ウルフにはもう2イニングぐらい行って欲しかったけど、しょうがない。次の登板に影響はなさそうです。」

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