2010.09.25 SAT
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■広報レポート <気合の146球>

ダルビッシュ投手、試合前の表情

 気合と気合がぶつかり合う投手戦でした。アウトをひとつ取るたび、マウンド上で雄叫びを上げました。結果的には白星で飾ることはできなかったかもしれません。それでも、ダルビッシュ選手が投じた146球のすべてに魂がこもっていました。

 「杉内さんがいいピッチングをしてたので、負けないようにと思って投げました」

 立ち上がりの一回に2死満塁のピンチを背負いながら、ペタジーニ選手を見逃し三振に。そこからは奪三振ショーが始まります。七回に1点を失ったとはいえ最後までマウンドを守り切り、5安打12奪三振。「中盤はバッターにも当てられないんじゃないかと思いました」と振り返ります。チームにカツを入れ続けるピッチングでした。

 打線でホークス先発の杉内選手に牙をむいたのは小谷野選手。3打席で3安打を放ち、左腕を苦しめました。杉内選手相手には今シーズン20打数10安打と打ちまくりました。

 ダルビッシュ選手は今季25試合に投げ、防御率は1.79。残り試合で登板がなければ、4年連続防御率1点台という快挙を成し遂げることになります。「バッターの技術が飛躍的に向上している中ですから。1、2年目の僕からは想像できない数字ですね」。さらに2年ぶりのシーズン200イニングにも到達しました。

 「今年は勝てなかったですけどね」というダルビッシュ選手ですが、クライマックスシリーズでの登板に向けて気持ちを切り替えています。公式戦は残り2試合。たとえ試合で投げなくても、チームメートとともに最後まで戦い続けます。

■ダルビッシュ投手 <9回、球数146、打者35、安打5、三振12、四球1、死球2、失点1、自責点1>

「(ホークス先発の)杉内さんもいいピッチングをしていたので、負けないようにと思って投げました。(12奪三振は)2ストライクに追い込んでからいいところに行ったから。今日はまっすぐがよかったですね。やれることはやった試合なので(白星がつかなかったのは)仕方ないと思います。」

■梨田語録

試合前メンバー交換する梨田監督

「ダル(ダルビッシュ選手)も立ち上がり緊張していたのかピンチを背負ったんだけど、そこを切り抜けて。エース同士の対決、見ごたえがありました。(ホークス先発)杉内はまっすぐの伸びがよかった。送れるところを送れなかったのが痛かった。明日も全員野球で勝ちに行くだけです。」

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