2011.04.26 TUE
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■広報レポート <感謝を忘れず>

 スタッフ、職員を含む60人が集合した選手サロンで、主賓であるダルビッシュ選手の挨拶が皆の心を打ちました。史上7位のスピードで1000奪三振を達成した祝いの席で「1年目のキャンプで謹慎処分を受け、ここまで来られたのも皆さんの支えがあったからこそだと思います。これを通過点に、勝利に貢献できるよう頑張ります」と頭を下げた背番号11。拍手がその大きな体を包み込みました。

 最大の山場は3-1で迎えた8回。無死満塁のピンチを背負うものの、本多選手をスライダーで狙い通り空振り三振に仕留めて節目の数字に到達すると、内野ゴロによる1失点で後続を断ち、勝利を呼び込みました。余力を残さずに役目を果たしたことを如実に表す通り、試合後の囲み取材も「今、こうして壁に寄りかかっている通りです」と笑いを誘っていました。

 毎年、球団事務所で契約更改を済ませると、札幌ドームのロッカールームに足を運ぶのが恒例行事。一見、何をするでもないように見受けられますが、静まり帰った無人の部屋で置いてあるもの一つひとつに感謝の気持ちを込めるように触れる。儀式にも映るルーティンワークが、翌年への出発点になっています。 

 乾杯の発声をした梨田監督は「稲葉の3000塁打、マックの1500安打と、節目節目の試合で勝ててるのが大きいと思います」と話しました。この1週間で3度もこうして記録達成を祝い合い、すべて勝利を収めているからこその単独首位奪取。ビジター6試合を5勝1敗で乗り切ってきたチームの勢いを、エースの力投が一段と増してくれたと言って過言ではなさそうです。

■ダルビッシュ投手 <8回、球数123、打者31、安打6、三振10、四球1、失点2、自責点1>

「最初は悪かったですけど、途中からフォームを変えてしっくりいくようになった。それでまっすぐも行き始めたし、良かったと思います。あとはチームが勝てるようにしっかり応援します。」

■梨田語録

「ダルビッシュも和田もいいピッチャーだし、1点を争う好ゲームでしたね。ハラハラもドキドキもありました。点を取られてすぐに陽がホームランを打ってくれたことと、ノーアウト満塁を1点に抑えたことが大きかった。さすがダルビッシュだなと。(通算1000奪三振は)これから2000、3000、ひょっとしたら4000、5000というところまで伸ばすつもりで励みにして欲しい。2連戦の初戦に勝つのは大きな意味がある。連勝はあるけど、連敗はないというね。ウチには連勝のチャンスがあるから明日も頑張ります。」

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