2011.06.05 SUN
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
1
0
0
0
1
0
2
1
0
0
0
0
0
0
0
0
0
R
H
5
11
0
4

■広報レポート <交流戦10勝目>

 六回2死二、三塁。この試合で唯一といっていいピンチを背負ったときのこと。マウンドに駆け寄った吉井投手コーチは「思い切って行け」と声を掛けました。その言葉に武田勝選手は大きくうなずきました。「開き直っていきました」。いつものポーカーフェイスを崩さず、ジャイアンツ打線の中軸・長野選手を遊ゴロに。ゆっくりとベンチへ戻りました。

 武田勝選手は立ち上がりから持ち味を発揮。一回から10者連続でアウトにしとめました。二回には稲葉選手が右越え4号ソロをたたき込んで先制点をプレゼント。「先に点を取ってもらうと全然違うよね」。先日まで好投しながら報われなかった左腕の言葉には、重みが感じられます。攻めの投球でリードを守る――。ファイターズ投手陣の真骨頂を体現した一戦でした。

 中押し、ダメ押しの得点をたたき出したのは中田選手。六回2死三塁で右翼線への適時二塁打で2点目をもぎとると、八回2死二塁では右中間を破る適時二塁打を放ちました。4番に抜てきされながらここまで打点ゼロだった男から2本の適時打が生まれれば、チームが盛り上がらないはずはありません。ヒーローインタビューを受ける表情には、風格さえ感じられました。

 前日の一戦で連続完封試合は止まりましたが、翌日に再び完封リレーで勝利をモノにしました。東京ドームでのジャイアンツに喫していた連敗も7でストップ。今季の交流戦もこれで10勝の大台に乗りました。

■武田勝投手 <6回、球数86、打者21、安打3、三振6、四死球0、失点0、自責点0>

「初回から集中できていたし、コントロールも良かったと思います。狭い球場なので、とにかく低めを意識して投げました。残りイニングはしっかりと応援に回ります。」

■梨田語録

本日の梨田語録はございません。

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート