2011.07.07 THU
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■広報レポート <七夕の夜>

 ウイニングボールを手にしたダルビッシュ選手は、選手サロンで清水コーチを見つけるとボールに日付とサインを書き入れ、そっと手渡しました。七夕のこの日が同コーチ47回目の誕生日。「記念に飾らせてもらうよ」。その言葉で、苦心の末に11個目の白星をつかみ取った背番号11の顔に屈託ない笑みが浮かんでいました。

 風速10メートルを超える難しいコンディション。スライダーやツーシームが面白いように変化するものの、しっかりコントロールするのも至難の業でした。3回には渡辺正選手のレフト前に飛んだライナーを中田選手が後逸し、ランニング本塁打を許すも「一生にあるかどうかの経験だから気にするなと。自分にもそう言い聞かせました」と落ち込む後輩を気遣いマウンドに立ち続けました。

 味方が得点した直後に暴投、捕逸で失点する悪戦苦闘ぶりも、辛抱してなお続くピンチを凌いでチームの連敗を2で止めたダルビッシュ選手。2006年、ユニフォームを忘れて八木選手に借りた試合でも勝利投手になったの七夕でした。1年に1度の夜に度々ハプニングに見舞われながら、都度乗り越えるたくましさは健在。このところ納得いく投球内容ではないと言い続けていますが、「次あたりから良くなっていく感覚があります」と頼もしく言い切っていました。

■ダルビッシュ投手 <8回、球数108、打者31、安打6(本塁打1)、三振5、四死球2、失点3、自責2>

「調子は悪くなかったですけれど、それだけですね。今日はこれ以上、何も言うことはないです。」

■梨田語録

「マウンドのあたりは(強風で)すごく大変だったようだね。ダルビッシュはボールがすごく変化していたし、カーブの曲がりなんかもね。受けるキャッチャーも大変だった。でも、変化球をうまく使っていた。ランニングホームランになってしまって、自責がつくのはかわいそうだったね。いいことばかりもないし、悪いことばかりでもないけど勝てたからね。糸井のホームランはすごかった。逆風だったと思うけどあそこまで飛ぶとはね。(ダルビッシュ選手も)あれで立ち直れたね。稲葉のホームランも出たしね。あまり長打は出ないチームだけど、効果的だった。同一カード3連敗というのは厳しいから、ホッとしました」

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