2011.08.08 MON
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■広報レポート <適応力>

 イーグルスとの4連戦を全勝で締めくくる立役者は、紛れもなく中田選手でした。初回に塩見選手の抜けたフォークボールをレフトスタンドに叩き込むと、5回にはリードを3点に広げる2点タイムリー二塁打。スクイズを含む3度のバント失敗や挟殺プレーでチャンスをつぶす場面もあっただけに、きっちり役目を果たしてくれた4番の存在が際立ちました。

 3回の第2打席はストレート勝負にバットが出ず、見逃し三振。変化球を打ち砕いた1打席目とも考え合わせ、次打席は「真っ直ぐで押してくるはず」と読み切りました。試合序盤にはバックネット後方で稲光が走り、「守っていて怖かったんですよ」と首をすくめて苦笑い。状況によっては試合が中断、打ち切りになることも考え、チャンスをしっかりものにすべく一段と集中を高めていました。

 投手陣では5回1死満塁のピンチを招いた斎藤佑選手の後を受けて、2番手の石井選手が1球で遊ゴロ併殺に切り抜け、ファイターズ移籍後の初勝利をつかみました。プロ野球史上31人目の記録が生まれたのも、どんな局面で出番が回って来ても対応しうる準備があったからに違いありません。明日は仙台から所沢への移動ゲーム。適応力が試されます。

■斎藤佑投手 <4回1/3、球数93、打者23、安打5、三振5、四死球5、失点2、自責点2>

「前回同様にコントロールに苦しみ、リズムを悪くしてしまいました。指にかかった時はいいボールが行っていた感覚がありましたが、少し力みがあって制球を乱してしまいました。野手の皆さんに援護してもらいながら、先発の役目を果たせず悔しいです。」

■梨田語録

「(中田選手は)ホームランもそうだけど、のどから手が出るほど欲しい点を取ってくれたね。斎藤はもっと放らせたかったんだけどね。フォアボールだったから。ヒットならと思ってたけどね。経験させて勝ちがつくのが一番いいんだけど、いろいろ考えた。判断は難しかったです。できるだけ先発としては五回投げてほしい。チームが勝ったということで『くそっ』という気持ちを持ってくれれば。その後の石井がしっかり抑えてくれた。1球勝利だね」

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