2011.09.15 THU
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■広報レポート <一日でも長く…>

 気持ちの乗った1球がバットに空を切らせました。9回2死、点差はわずか1点。守護神・武田久選手がマリーンズ田中選手を空振り三振に仕留め、特別な日を白星で飾りました。試合前、梨田監督が今季限りでの退任を表明。東京ドーム最終戦では恒例となっている全選手によるライトスタンドへの挨拶時、期せずして“梨田コール”が起こり、帽子を取って深々とお辞儀する指揮官の姿が印象的でした。

 雑音を封じて残り試合に集中するため、記者会見前に選手サロンに全員を集めて監督から今回の決断に関する説明がありました。神妙な面持ちで聞き入っていた小谷野選手は1回1死一、二塁の場面で左前適時打を放ち、4番の役目を果たすと「監督を日本一に、という気持ちが一層強くなりました」とコメント。打撃練習前には「元気の“元”だとか、その日その日で監督がひらめいた文字を背中に書いてもらい」気合を込めてもらうのが活力になっている男が、感謝の気持ちを打席で表現しました。

 投げては先発ケッペル選手が7回を無失点の力投で「監督のためにも勝ちたかった」と、特別な思いでマウンドに上がっていたことを明かしました。チームを代弁するように、稲葉選手は「一日も長く一緒に野球ができるよう、みんなで力を合わせていきます」ときっぱり。同一カード3連勝の勢いで敵地・福岡へ乗り込み、首位ホークスにぶつかります。

ケッペル投手 <7回、球数109、打者27、安打4、三振3、四球2、失点0、自責点0>

「無失点に抑えることができてとてもうれしい。投げるたびに援護もしてもらえるし、バックも素晴らしいプレーで守ってくれた。リードを守り続けられたのがなによりも良かったね。この後は勝てるように応援するよ。」

■梨田語録

「先に点が取れたのと、すぐに援護できたのは良かったね。昨日とは逆の展開になったけどね。ケッペルは良かったですよ。七回にちょっとヘバったところがあったけど、きょうは行ってもらわないといけなかったから。増井もずっと投げてるしね。(陽選手のダイビングキャッチについて)あのプレーは大きかったね。今日も苦しい展開だったけど勝てたから良かったです。(糸井選手は)足が痛いということなんで交代させました」

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