2012.04.12 THU
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広報レポート <忙しい一日>

 先発・ウルフ選手は好調か不調か。3失点で7回途中に交代したとはいえ、好調の部類に入ると判断して間違いありません。典型的なゴロ打たせ投手のバロメータは、どれだけ内野ゴロでアウトを取ったかです。この日の試合で動き回ったのは遊撃手・金子誠選手でした。

 2回、3者連続でゴロをさばくと、その後もボールが飛んでくること飛んでくること――。9度の遊ゴロに、中継プレーの一部としては2度のアウトに絡みました。さらに遊飛や盗塁阻止のタッチプレーもあり、ホークスから取ったアウトの半分で、「6(遊撃手の守備位置表記)」の数字がスコアブックに記されました。11補殺を記録した04年7月6日に並ぶ“忙しい一戦”でした。

 チームの中心選手として、稲葉選手とともに栗山監督からの絶大な信頼を受けています。その期待に応えようと、自主トレやキャンプから精力的に動いてきました。オープン戦で斎藤佑選手が登板した試合では、試合中盤で交代を打診されても「斎藤が投げている間は守りたい」と指揮官に直訴したと言います。その心意気を肌で感じた栗山監督は「本当にいいチームだと思った。だから絶対に勝たせてあげないといけない」とシーズン直前に話しました。

 劣勢を強いられた展開の中、個々のプレーヤーは高いモチベーションを持ってグラウンドに立っています。プロ19年目のベテランが軽やかなプレーを見せている限り、心配することは何もありません。

ウルフ投手 <6回1/3、球数94、打者27、安打10、三振2、四死球0、失点3、自責点2>

「調子自体は悪くなかった。ランナーは出したけど、とにかく粘って投げようということだけ考えていた。まだ試合は終わっていないから、逆転を信じて応援します。」

栗山語録

「(大隣選手に対して)あれだけコントロールよく投げられると、カウントを整えて絞っていくことが中々できなかったなと。相手をほめてはいけないんだけれど、ちょっといい投球をされ過ぎました。次に同じやられ方をしないよう、頑張ります。(守りのミスについて)元々ファイターズはしっかり守れるチーム。ミスがあるのも野球なんだけれど、それをカバーして敗因にしないことが大事で、それができなかったことが悔しい」

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