2012.05.02 WED
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
1
0
0
0
0
0
2
0
0
1
0
0
0
0
0
0
0
R
H
3
9
1
8

広報レポート<ブルペンの真価>

 2点を追う9回2死二、三塁。代打・二岡選手の打球は高く跳ねたものの長身ファルケンボーグ選手の頭上を越えず、一塁に送球され試合終了。先頭の中田選手が中前打を放ったのに続き、稲葉選手が通算395本目となる二塁打で一打同点の場面を作りましたが、後続が凡退してチャンスを生かせませんでした。連日にわたって終盤の競り合いを落とす格好で、連敗は今季2度目の3に伸びました。
 
 前夜9回に逆転を許した武田久選手が、右ひざ痛により出場選手登録を抹消。守護神のポジションは不動と決めていた栗山監督も、「しっかり自分のボールが投げられるようになってから戻ってきます」という本人の考えを受け入れたのです。セットアッパーの増井選手を抑えに回し、7、8回は好調を維持している谷元、宮西選手を指名。この日は先発の八木選手が7回1失点と好投し、同点で8回に突入し早速新たな方程式の力量が試される形になりました。
 
 2番手で登板した谷元選手でしたが、8回1死一塁から江川選手に左中間へ2ランを献上。開幕からの無失点が10でストップしましたが、投げるイニングが変わっても目の前の打者を打ち取ることに何ら変わりはありません。谷元選手の登場曲「Hero」の一節には「誰がやるというの あなたの他に」とあります。

八木投手<7回、98球、打者31、安打6、三振1、四死球3、失点1、自責点0>

「相手投手がうちに対して相性が良く、そのあたりは意識してマウンドに上がりました。攻めていかないと簡単に抑えられる打線ではないので、粘り強くコーナーを突きながら要所を締めることができたと思います」

栗山語録

「悔しいですね。八木はブルペンであまりよくなかったけど、粘って我慢しきってくれた。あれが苦労してきた選手のピッチングだなと。(7回2死1、2二塁で)ペーニャと勝負したところも内に怖がらずにしっかり投げたしね。昨日もそうだけど、勝たせてあげられなかったのがね。谷元は責められない。ここまで一番難しい6回7回を投げてくれていたし、点を取られたことよりも、もっと前に点を取ってあげないといけないわけで。シーズン最後までゼロというわけにはいかないんだから。打線もきっかけを作るけど点を取れないというところが余計に悔しいよね。1試合1試合全力で戦うしかないから、あしたもみんなで力を合わせて頑張ります」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート