2012.05.12 SAT
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広報レポート <総力戦>

 最後の最後で歓声は悲鳴に変わりました。しかし、試合序盤に起きたため息からの沈黙が、イニングを追うごとに期待感をともなった歓声に変わっていったのは紛れもない事実でした。あと一歩まで追い詰めた驚異の粘り。中盤以降に見せた全員野球という意識の結集は、相手にとって脅威だったに違いありません。

 どれだけ点差をつけられていても諦めない。攻撃陣、投手陣ともに自らの役割を果たそうと必死でプレーしました。そして、ベンチワークにも執念がありました。8点を追う7回。代打で起用した大野選手の左越え1号ソロに続き、途中から出場していた岩舘選手も左越えに2号ソロを放ちました。さらに、8回に登板した乾選手が3者凡退に。東洋大出身の3選手が、チームに流れを呼び込んだのです。

 8回と9回は代打、代走と持てる戦力を惜しみなくつぎ込んで勝利を目指しました。試合終了時、ベンチ入りして出場しなかったのは、勝ちパターンで登板する宮西選手と増井選手だけ。総力戦で3時間半を超える試合を戦った栗山監督は「きょうは本当に悔しい」と話してバスに乗り込みました。敗戦の中で見せた粘りは、果たして本当に次につながるのか。明日の試合は大きな意味を持っています。

斎藤佑投手 <1回1/3、球数60、打者16、安打6、三振1、四死球4、失点9、自責点4>

「きょうは何もかもが思うようにいきませんでした。すべてを受け止めて、次回以降に生かせるようにしていきたい。チームに迷惑をかけてしまった分、この後は必死に応援します。」

栗山語録

「(猛追も1点及ばず)うーん…。悔しかったよね、悔しかった。(9失点の)斎藤佑は本当に寒く風も強くて集中しにくい環境でしたが、そういう中でも完璧にとは言わないまでも試合を作ってくれるのが軸となる投手。思った通りいかない時にどう投げるのか、全然ダメだったわけではないので今後の肥やしにしてもらいたい。最後にあそこまで追い詰めたら追いつくか勝ち切らないといけないゲーム。多くのファンの応援をもらって喜ぶ形にしたかったですし、明日は何が何でも函館で勝って終わります」

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