2012.07.17 TUE
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広報レポート <折り返す前に>

 これまでのうっ憤を吹き払うように、痛烈な打球がライト前で弾みました。1-1の6回1死二塁。試合前まで得点圏打率.228とチャンスで結果を残せていなかった糸井選手が、ライオンズ岸選手の武器であるカーブを拾い、1回の先制中犠飛と合わせて2打点の活躍。「ふがいない打席が続いていましたし、気持ちで負けないように行きました。うまく反応できましたね」と久しぶりに嘉男スマイルが浮かんでいました。

 3割近い打率を残してきながら打撃フォームがしっくり来ず、「構えている時からいつも違う感じで、考えているうちに投げられている。昨年成績を残して過信があったのかも」と苦悩の日々。前夜はブルワーズ青木選手の映像をyoutubeで繰り返し見て参考にし、決勝打は重心を落として低めの球を粘っこく叩く本家ばりの打撃が乗り移っていました。

 投げては先発の武田勝選手が9戦勝ち星なしのトンネルを抜けて2連勝。ライオンズ戦の連敗も2分けをはさみ4で止め、前半戦を貯金5で折り返しました。投打の軸が復調してオールスターブレイクに突入。「後半戦にいい形でつなげたいと思います」と背番号7は3年ぶりに頂点へ駆け上がるべく、頼もしげに誓っていました。

武田勝投手 <8回、球数98、打者28、安打6、三振4、四死球1、失点1、自責点1>

「ツル(鶴岡)のリード通り、テンポ良く投げることができました。今までは終盤にチェンジアップやスライダーが高めに浮くことがあったので、ツルが(真っ直ぐで押す投球を)引き出してくれました。やっと連勝できましたし、しっかり調整して後半も維持していきたいと思います」

栗山語録

「鶴岡を2番に持ってきたのは、2番がチームのために動く打席が多かったから。流れが良くて糸井で1点を取れたからうれしかったですね。一度見たかったんだよね、あの後にズラッと並んだときにどうなるのか。鶴岡も良かったけど、今日は賢介が大きいね。1、2、3番の同級生トリオで点を取ってみろ、って言ってたんだ。(糸井)嘉男もちょっと安心だよね、らしくなって。(武田)勝は8回をきっちり投げてくれたのは大きい。シーズン前から勝の評価は一切変わらなかった。(前半戦を振り返って)申し訳ない。選手は頑張ったのにね。もっと勝てる試合はあったと思うんで。(この時点で2位について)シーズンが終わらないとその評価はできないな。この位置にいるのがいいのか悪いのかは。でも、(チームとしても選手としても)前に進んだことはあるよね」

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