2012.09.16 SUN
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広報レポート <4万人のメッセージ>

 ホークスの投手陣を苦しめる1本、攻撃陣を封じ込める1球が、ここぞという場面で出ませんでした。しかし、劣勢であればあるほどベンチ入りした選手を惜しみなくつぎ込む戦術を行使し、選手はその期待に応えるべく全力でプレーしました。近藤選手が右前打、大野選手が体を張って死球で出塁と、代打起用された捕手2人がチャンスメーク。投手陣では石井選手のピッチングが光りました。

 1点差に迫った6回。2番手・糸数選手が不運な内野安打から1死2、3塁のピンチを背負った場面で、石井選手はマウンドに上がりました。まずは冷静に遊ゴロを打たせて三塁走者を挟殺プレーでアウトにすると、次は空振り三振。チームを鼓舞するには十分な内容でした。開幕直後に体調不良で離脱。8月下旬に復帰し、ワンポイントもイニングまたぎも何でもこなしています。宮西選手が足に不安を抱える中、その存在の重要性は増す一方。「石井が戻ってきてくれたのは安心材料」と、指揮官も大きな信頼を寄せています。

 『秋の祭典』最終日は満員御礼。4万2063人の方々に札幌ドームへ足を運んでいただきました。試合開始直前と6回には「HOKKAIDO PRIDE GO! FIGHTERS」の人文字がスタンドに浮かび上がりました。その壮観なシーンはスタンドが埋め尽くされたからこそ映えるものでした。チームはそのメッセージをしっかりと受け取りました。本拠地におけるパ・リーグ5球団との対戦カードが、明日17日から“最後の1巡”を迎えます。

 「共に戦う」のフレーズ通り、スタンドとグラウンドがひとつになって喜びも苦しみも分かち合えば、最高のゴールは必ず見えてくるはずです。

中村投手 <5回、球数91、打者23、安打5(本塁打1)、三振1、四死球4、失点3、自責点3>

「先頭にフォアボールを出したり、防げる点を防げなかったことが悔しい。チームに迷惑をかけてしまいましたし、自分の実力のなさを思い知った試合でした。この後はチームが逆転できるように応援します。」

栗山語録

「本当に多くのファンの皆さんの思いがベンチに届いていたので申し訳有りません。中村に関して言うと、序盤に3点を失ってからよく修正したよね。悪い時は悪いままいくところがあったけれど、悪いなりに徐々にいい面が出てきた。打線は陽と稲葉の2人を軸に組んでいて、特に稲葉は昨日欠場してコンディションが整えばこうして結果を残してくれる。若い選手に伝えてくれるものがあるし、相当無理をさせてきたけれどここまで来たらやってもらうしかないんでね。残り15試合、本当に一つひとつが大事。今まで悔しさを生かすという部分に関して言えばきちんと出来ているので、明日からもトーナメントのつもりで戦います」

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