2012.09.22 SAT
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広報レポート <執念、気迫、後押し>

 ドア一枚隔てても、大歓声とともにライオンズのヒーローインタビューが漏れ聞こえてきました。お立ち台の浅村選手は「死ぬ気でいきました。執念が出ていたと思います」と絶叫。2回までの4点リードを生かせず、前日同様に8回に逆転を許して敗れ、相手のそうした気迫に土壇場で押し切られた印象が色濃く残ります。

 1回は陽選手が昨年10月以来となる自身2本目の初回先頭打者アーチで先制。4安打を畳み掛けて3点を奪い、ライオンズ石井選手をわずか2/3回でKOする上々の滑り出しでした。2回にも好調の糸井選手がここ5試合で4度目の複数安打となる適時打を放って追加点。ところが、3回以降は4投手の継投の前にわずか3安打に封じ込まれて無得点。じりじりと差を詰められると、8回に増井選手が代わり端に中島選手と中村選手に出塁を許して流れを渡し、そこから痛い逆転を食らいました。

 この日の西武ドームは満員御礼。3万4000人近くを飲み込んだ球場は、心強いファイターズファンの一角を除けば完全アウェイの雰囲気に包まれていました。リードしてやや淡白になった打線が相手の攻撃にリズムを生むことになり、それを断ち切りたかった我々の投手陣には一層の攻め込む意識が欲しいところでした。

 連敗したとはいえ、まだ上に立つのはファイターズです。残り10試合となり、ここで踏みとどまれるか否かの分かれ道が明日の首位攻防第3ラウンドとなります。追われるものが追う立場以上の気持ちを出せるかどうか。2012年を戦ってきた面々の真価が問われます。

ウルフ投手 <4回1/3、球数63、打者19、安打6、三振1、四死球1、失点2、自責点2>

「きょうは自分のリズムで投げられないところがあった。先制してもらったのに早くマウンドを降りることになって残念です。」

栗山語録

「結果的に逃げ切れなかった。でも、選手を信じてやっているし、選手も一生懸命やっているから。まだ力が足りないといけないということ。頑張らないといけない。石井が本当に素晴らしい内容でいい形に持ち込んだけど、何とか勝ち切らないと。西武の中継ぎが頑張っている中でチャンスがなくて動きようがなかった。選手は一生懸命やっているから、工夫しないといけない」

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