2012.11.01 THU
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広報レポート <ファイティングポーズ>

 雪辱を期したマウンドで、吉川選手がレギュラーシーズンの輝きを取り戻すことはありませんでした。2回、第1戦にも3ランを打たれているボウカー選手に右翼席へ先制2ランを浴びると、続く3回にも4安打を集められて計5失点。「申し訳ないのひと言に
尽きます」。ロッカールームでアイシングしながら、そうつぶやく表情に悔しさがにじんでいました。

 2連勝で対戦成績をタイとし、勝った方が日本一に王手をかける重要な一戦。プロ初の中4日マウンドとなった主戦左腕がジャイアンツに流れを渡してしまうと、打線は第1戦に抑え込まれた内海選手相手に反撃を試みましたが、2回と3回に1点ずつを返すのみ。4回には2番手・多田野選手の投球を巡り、栗山監督が珍しく球審に詰め寄る場面もあり、諦めない姿勢を見せたものの中盤以降はブルペン陣が打ち込まれて結果は我々が望むものとはいきませんでした。
 
 しかし、長いペナントレースの間に幾度も訪れた逆境を結束力で乗り越えてきたのが今年のファイターズです。稲葉選手は3安打と快音を響かせ、中田選手もマルチヒットをマークすれば、大野選手も打撃で好調ぶりを維持しています。試合後、栗山監督は一人ひとりの選手に「まだまだここから。行くぞ」と力強い声を発していました。移動日をはさみ残り2試合、全てを注ぎ込んで集大成を飾るのみです。

吉川投手 <2回2/3、球数65、打者15、安打6(本塁打1)、三振0、四死球1、失点5、自責点5>

「しっかり抑えることが出来ず悔しいですし、申し訳なく思います。」

栗山語録

「(吉川選手は)ご覧のとおりでした。本人は悔しかったと思うけど、これも次に生かせるようにできるはず。仕方ないじゃ済まないけど、あいつが頑張ってくれたからここまでこれたんで。あまりにも自分の状態じゃなかった。コンディションが悪い時にどうするか勉強になったと思う。1日おいてまだまだこれからという思いで頑張っていきたい。ファンの方々がああいう思いでいっしょに戦ってくれているんだなと。諦めないで2試合やって勝っていい報告ができるようにしたい」

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