2013.05.02 THU
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広報レポート <吉兆のサイン>

 試合開始1時間前、ファイターズ側の一塁ベンチから見て正面の東の空に色鮮やかな虹のアーチが架かりました。練習を終えて引き揚げてくる選手が口々に「吉兆かな?」と話した通り、10安打で9点を奪い、投げては先発の木佐貫選手が7回途中1失点と力投し連敗を2で食い止めました。

 3失策と守備が乱れて敗れた前日と全く同じオーダーを組んだ栗山監督。試合前の報道陣の囲み取材では「自分に出来るのは信じることだけ。そこはどんな状況でも変わらない」と話し、痛恨のミスをした選手をその信念に従ってスタメンで送り出しました。

 4点を先制した直後の3回裏、無死一塁から4-6-3の併殺を完成。前夜の6回に同じような局面で打球を後逸した西川選手が落ち着いてボールを裁くと、2死一塁から三塁線を襲ったジョーンズ選手の打球に小谷野選手が飛びつくファインプレー。「物凄い当たりで、正面だったら取れなかった」と背番号5は振り返るものの、真横ではなく右斜め後方に飛び込んで打球を長く見る芸当は名手ならではの技と言えます。

 同様に前日に失策を演じた大引、ホフパワー両選手とも強い当たりを好捕して、この日は一転相手の反撃の芽を摘みました。「うちは守備でリズムをつかんで攻撃に入るチーム。明日以降も目指すのはこういう野球です」と鶴岡選手。2度の集中打で得点を重ねたこと以上に、守り勝ったことの方がこの先の浮上に向けて明るい兆しと言えるかも知れません。

木佐貫投手 <6回2/3、球数99、打者29、安打7、三振4、四球1、死球1、失点1、自責点1>

「先制してもらいましたので、カウントを悪くしないよう注意して投げました。点差がありながら先頭打者を出すケースが多々あり、もう少し長いイニングを投げなければいけなかったと反省しています。この後はリリーフを信じて応援します」

栗山語録

Q.打線がつながって大量点を取れました
「ダイカン(陽選手)がバッティング練習のとき踊ってたでしょ。ああいうのが大事だと。苦しい時に元気出してやる、そういう気持ちがうれしかった。苦しい時にいつもと同じようにやれるかが大事。ハルキ(西川選手)も大引もミスした次の日だったけど、信じて送り出して、躍動してくれるとうれしいよね」

Q.木佐貫選手が好投しました
「ホントに“ミスター安定感”というね。試合は作ってくれる。この2試合はずっとゼロで行ってくれたし。だからこそ、きょうは点を取ってあげられてよかった」

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