2013.05.04 SAT
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
12
0
0
2
0
1
0
2
2
0
1
0
2
0
1
2
1
2
X
R
H
7
13
9
14

広報レポート <5割の壁を破るには>

 8回に2点差を追いつく粘りを見せたものの、4時間27分という今季最長試合の結末は悔しい敗戦でした。7-7の8回裏、5番手の増井選手が満塁で2つの四死球を与えて勝ち越しを許すと、9回は17試合ぶり出場となった大谷選手の内野安打を生かせず五たび勝率5割挑戦の壁に阻まれる結果となりました。

 先発のウルフ選手が3回途中に体調不良を訴えて降板。急きょ登板した矢貫選手をはじめ、4回以降は毎回先頭打者の出塁を許しては、完全アウエーの雰囲気に包まれる西武ドームで相手を勢いづかせる状況を避けることは容易ではありません。点を取っても取られるファイターズらしからぬ試合運びにより、首位ライオンズとの対戦成績はこれで2勝5敗。「特定の相手に苦手意識を持たないようにしなければ」と、試合前に話していた栗山監督の思惑通りに事が運んでいない状況を数字が物語っています。

 そうした中、幾度も劣勢を立て直すことができたのは小谷野選手の働きを抜きには語れません。3回と5回に2打席連続で犠飛を放つと、8回には同点適時打を中前に弾き返しました。1試合3打点は2シーズンぶり。「昨年2番を打ったことで次につなげることの大切さを学びました。今年は(中田)翔が楽に打てるようにしたいだけ。自分に打点がつかなくともチームが勝てば喜べるので」。その思いを感じ取るように、中田選手は3試合連続猛打賞と着実に成長の跡を残しています。

 接戦を落とすと落胆は大きいものですが、つながりを取り戻した打線は好調なライオンズ打線に引けを取らないものがあります。昨年3勝7敗1分けと苦戦した西武ドームは、今年もここまでは1勝3敗。鬼門にしてしまわないためにも、投打ともに“つなぎの野球”をやり通すことが最善の打開策になるはずです。

ウルフ投手 <2回0/3、球数46、打者12、安打5、三振0、四球1、失点3、自責点3>

「長いイニングを投げることが出来ず、ブルペンに負担をかけてしまったことを申し訳なく思います。」

栗山語録

Q.長い試合になりました
「取らなければいけないゲームだったね」

Q.中継ぎ陣が得点を許してしまいました
「1点差なら石井、宮西かなと思っていたから。宮西が2点取られるのはそうそうないけど、こういうこともあるということです」

Q.大谷選手はフル出場しました
「大丈夫そうだね。明日は(相手先発が)左だから考えます」

  1. トップ
  2. 試合情報
  3. ゲームレポート